田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる【東京卍リベンジャーズ】

#47 ページ49

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蘭「オマエってさぁ〜、こんなだだっ広い家に一人で住んでて寂しくないわけ？」


『……はい？』





……今1番触れられたくない話題なんですけど。

そんな私に反して蘭はニコニコだ。
何なら私の琴線に触れて思った通りの反応が帰ってきたのか、
めちゃくちゃ機嫌がいい。
こういうときの蘭ってマジで性格悪い。




蘭「家に一人で誕生日も親に祝って貰えずにカワイソ」


竜胆「兄ちゃん！言い過ぎだって……！」


『……仕方ないじゃん。母さんと父さん、人気者だし』


蘭「だからって理由になんの？人気者だから世界の皆さんお先にどうぞーって？祝ってもらえねーのも、そんなオマエのせいなんじゃねーの？」




なんだと？
さっきから言わせておけば、ずけずけと。


蘭の言葉に、ずっと心の中で留めていた言葉が
堰を切ったように溢れ出してくる。
それと同時にボロボロと涙も止まらない。

勢いに任せて蘭を突き飛ばし、馬乗りになって胸倉を掴む。





『知ったような口利きやがって……！！何も言わなきゃ大勢に迷惑も掛けない！全部！穏便に済むんだ！！それなら私が我慢すればいい！それでずっと過ごしてきたから……！』


蘭「Aさぁ、自分が我慢すればいいって自分のこと何歳だと思ってるワケ？今日15歳になったヤツが言うセリフじゃねーよ、ソレ」


『！』




蘭「好き勝手やって、歳上にワガママ言ってなんぼだろうが」




私の今までの考えとは違うことを
蘭は当然だと言い放って最初は衝撃を受けたけど、
徐々に私の憤りを鎮めた。



蘭「……落ち着いたか？」


『うん……』


蘭「じゃあ、ワガママ言ってみ。歳上の蘭ちゃんと竜胆が聞いたげるからなぁ」


『……迷惑じゃなかったら、今日、と、泊まってって……。




＿＿＿＿寂しい、ので』




うぅわ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい！！！！
ムリムリムリムリムリムリ！！！！！！
自分で言っておきながらアレだけど、
何言ってんの自分！！気持ち悪！！



竜胆「っははは！なんだそれ！不慣れすぎんだろ！」


蘭「真っ赤でかーわいー♡ね、もっかい言ってみ？」


『死にた……』






……めちゃくちゃ恥ずかしいけど、蘭には感謝だな。

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