深海奏汰の妹ですが何か？ (ページ12)

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ジュウイチページ12

泉様に着いていくとそこには他に3人の方がいらっしゃいました。

「せっちゃん誰その子？もしかして……ナンパ…」

「そんなわけないでしょお！！！保護！ほごしてあげたんだからねぇ！？」

「ほんとかしらね？なんか怪しいわ…」

「なるくんまで疑わないでよねぇ？！」

「インスピレーションが湧いてきた！！セナのなんぱのうた！！」

「ちょっとぉ！やめてよね！」

泉様…すいません…私のせいで…

「先輩方！Aさんが困ってますよ」

朱桜さん…！

「ふーんAって言うんだ俺は朔間凛月よろしく〜凛月って呼んで」

「私は鳴上嵐よ♪お姉ちゃんって呼んでね！」

「月永レオだ！なんだかお前あいつと同じ匂いがする…なんだっけ…待って言わないで！！今思い出すから！！」

なんか個性的な方々ですね…まあとりあえずこれで兄様に追いつけるかもしれません！

『えっと…あ…』

どうしましょう…家出してきたと言った以上深海の名を名乗ると兄様にも風評被害が……

「こちら桃李くんの妹さんのお友達、柊Aさんです」

「ふーんだからスーちゃんが知ってたわけか」

「よろしくね！Aちゃん！」

朱桜さん…そっか…あの方たち私を捨てたことを公表してないのですね…それもそうですよね…そんなことが広まったら大変ですよね

「ほらみんなそろそろ行かないとレッスン遅れるわよ〜？」

「てかなんで歩いて行かなきゃないわけぇ？普通バスとか準備するよねぇ！？」

「歩いて近いからよ全く泉ちゃんたらそれくらい頑張りましょ？」

愚痴愚痴と言いながら進み始めた泉様達に置いていかれぬようについて行きました。