深海奏汰の妹ですが何か？ (ページ2)

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イチページ2

｢おーい！そこのお前ー！待ってくれ！｣
急に赤い髪に黄色いバレッタをつけた人に呼び止められた。

『なんでしょうか』

｢なんでしょうかって…ここはESの事務所で…関係者以外の立ち入りはまずいんじゃ…｣

『…私兄様に用があって来ましたので』

｢兄様？｣

『では失礼します』
｢ちょ…まっ！｣

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兄様…兄様はどこでしょう…
ああ兄様！！

………！

｢お前ら先日のモーターショーはほんとによくやった！！！｣

｢はい…♪『かがやい』ていましたよ｣

｢先輩方そればっかりっスよ……でもありがたいっす！感無量っス！！｣

『兄様！！探してました！！』

｢｢え？？｣｣

｢A〜こんにちは｣

『兄様！』

ああ兄様の体温が直にカンジられます…
………？
なんでしょう…？なんか変です…まさか！？

『に、兄様！！今すぐお水に浸かってください！！』

｢あのー…すまん！お取り込み中のところ悪いが奏汰とはどんな関係なんだ？｣

今急いでますのに…この赤褐色の人は空気が読めないのでしょうか…？

『すみません急いでいるので』

｢待つっスよ。ちゃんと説明するまで逃がさないっス！｣

何ですか？この方たちは。兄様の命がかかってると言うのに。
この黒髪の方も邪魔してきます。

『なんなんです？兄様の命がかかっているというのに！』

｢Aぼくはだいじょうぶですよ？｣

ああ…！兄様が大丈夫と言ってチカラコブを作ってます…トウトイ…じゃなくて！

もしかして兄様この方々に洗脳されているのでは!?

『貴方々………洗脳をするなんて……失望しました…兄様が家でゲンキがないのも貴方々のせいなのですか!?と言っても…私は下っ端なのでよく事情は存じ上げないのですが…きっと兄様がゲ……』

｢Aしゃべりすぎですよ｣
むごっ！？一体何がッ！？はっ！兄様に口を押さえられてる！？

｢Aはぼくの『いもうと』ですね｣

｢｢え？！｣｣

｢本当っスか？｣

｢はい、いもうとがめいわくをかけてすいまけんでした…｣

｢ちょっと待ってくれ！俺が奏汰の家に行った時妹はいなかったぞ？｣

｢『ようし』です｣

苦し…息が……できな、、、

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