【ハイキュー】隣の席の佐藤さん。【孤爪研磨】 (ページ6)

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６話ページ6

孤「…………佐藤さんはレフト？」

急にだ。ほんとびっくりした。

彼の方から話しかけられたのなんて初めてだ。

あ、嘘。初日に席間違えて起こされたわ。

孤「…。」

「あ、ごめん。

うん、レフト。ウィングスパイカーなんだ～。」

「こづめくんはセッターだよね。」

孤「まぁ。」

話すのあんまり得意じゃないのかなー。

もしかして、うざがられてたりしないよね！？

招ちゃんは何も言わなくても伝わるからなぁ…

「セッターってさ、凄いよね。」

孤「…へぇ。」

「え、なになに？」

こづめくんの目が若干見開いた。

孤「なんか、スパイク好き。

セッターとか地味とか
スパイカー、一番かっこいい。

って思ってると…。」

「んー、スパイクは好きだよ。

でもなんかなぁ。

セッターってトスあげたりー
ツーアタックしたり、

もちろんブロックもするし
あと指示出したりするじゃん？

器用じゃないと出来ないし、凄いなって。

こづめくんは視野が広くて頭もいいよね」

もっと筋肉つけた方がいいよとは言わなかった。

私がいうことじゃないし、説教とか嫌そーだし。

「(それにムキムキのこづめくんは

…なんか嫌だなぁ。)」

私の言葉を聞いたこづめくんは

孤「そっか。」

ちょっと嬉しそうだった。

孤「佐藤さんのプレーもかっこいいと思う。」

そう言ってどっかに言ってしまった。

「…！？

…それはズルい。」

不意打ちはズルいと思います。