焼き餅 ページ37
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「あ、信介」
北「?どないしたん?」
部活終わりに信介に声をかける。
なんだかんだ帰りは信介と一緒に帰ることの方が多いのだ。
「あんな?今日帰り別で帰ってもええ?」
北「え」
かた、とその場に固まった信介。
一瞬止まったかと思うと直ぐに何も無かったかのように動き出した。
北「あ、ああ全然ええけど、、なんかあるんか?」
「あ、あのね、マネの子たちとご飯行くねん」
北「あぁ!なるほどな。…楽しんでき。」
「うん!ありがとう。」
ほな、と言って信介は先に体育館を出ていった。
狭「澤ちゃんうちらも行こー!」
「わっさやちゃん!せやな、行こか」
後ろから抱きついてきたさやちゃんの手を握り体育館を出る。
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北side
……あかん。
そりゃAにだって付き合いがあるのになんで一緒に帰れんのや、と思ってしまった。
……多分、俺はAのことが好きなんやろうと思う。
確信を持った訳やないけどAが笑っとんの見るのは気持ちええし、側におりたい、おってほしい。
北「…………Aといつも帰っとんのは俺やのに」
自分を正さねば。
はぁ、とため息をついてカバンを持つ。
ア「お!信介今日は1人か?一緒に帰らん?」
北「すまんアラン。今日は走って帰るわ。」
ア「?お、おお。」
ア「?どうしたんやろ信介のやつ。」
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赤羽 - はぁーー好きです。この小説。。神 (4月4日 6時) (レス) @page49 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
きょちゃちゃ - とても面白いです!続きが気になります!無理のない範囲で頑張ってください! (2022年12月3日 22時) (レス) id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星まる。 | 作成日時:2022年2月20日 14時