96話 いつか"平成"で〜夢主side〜 ページ10
『私は、恋って言う感情がわからなかった。だから、自分の気持ちになかなか気付けずにいた。最初は単純に、可愛い弟分って感じで思ってた』
ククル「お、弟…」
ククルは少しがっかりしたような表情になった。
『でも…私の気持ちを受け止めて、落ち着くまで傍に居てくれたあの時。私をクラヤミ族の攻撃から守ってくれた時…あの時、アンタのことをかっこいいと思ったんだ。その時に、自分では気付かないうちにアンタに対する気持ちが揺らいでたんだ』
全部言葉にしたら泣いてしまいそうで、でも、全て伝えたくて。私の心はよく分からなくなっていた。
『アンタ達が攫われた時、私は今までにない悔しさに襲われた。アンタ達のことを守れなかったことに対しての悔しさにね。でも、アンタ達が助かった時はとても嬉しかった。攫われてから時間もあまり経っていないと思うのに、すごく久しぶりに感じたんだ。アンタがいない間、アンタの事しか考えられなかったんだ。こんなこと、今までなかった』
ククルは黙って聞いてくれている。
『そして今…確信したんだ。アンタの事が好きだって。こんな男っぽくて、口も悪い私だけど…私はククルがいい。私は…ククルが好きだ！』
ククル「瑠璃…僕も…！」
私たちはしっかりと抱きしめ合った。ククルは私をしっかりと受け止めてくれた。
ジャイアン「やっとくっついたか…。待たせやがってよ！」
しずか「ロマンティック！あの二人、お似合いだものね！」
ドラえもん達がはやし立てる。
『ククル…、私たちは生まれた時代が違う。でも…この飾りをつけていれば、ずっと忘れないな』
ククル「そうだ！瑠璃、もし…もしも君のいる時代に僕の血を受け継いでる人がいたら、その勾玉で分かるかもしれない」
『なるほど…。じゃあ、勾玉を付けていたら…アンタに会えるんだね。私はずっと、これを付けてる。アンタに会うために…』
私たちは笑い合う。
ククル「もし…もしもさ、僕が来世で君にあったら…もう一度付き合ってくれる？」
『ああ…！もちろんだよ！』
私たちはもう一度抱きしめ合った。
『私がいる時代…平成で待ってるよ。ククル…またね』
ククル「うん…！またね、瑠璃！」
私は別れを告げたあと、タイムマシンに乗った。
ドラえもん「それじゃあ行くよー！」
タイムマシンは平成を目指して飛んでいく。
遠くでククルが手を振っている気がした。
97話 いつか"ヘイセイ"で〜ククルside〜→←95話 告白
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鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - ┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ!さん» わぁぁぁぁ！！！！ありがとうございますぅぅぅぅ！！！！そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです！！！ここまで読んでくれてありがとうございました！ (2021年9月20日 12時) (
レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ! - いやーーーー神かよ！！！！天才ですよね！？面白すぎーー！！！！？？？？ (2021年9月20日 9時) (レス) id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁ！！返信遅れてごめんなさぁぁぁぁぁぁい！！！くっつきましたよぉぉぉぉぉぉ！コメントありがとうございますぅぅぅぅぅ！！← (2019年9月14日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
凛恋(プロフ) - ふぉおおおおお！やっとくっついたあああああああ！ありがとう作者さあああああああああん！ (2019年7月20日 20時) (レス) id: f7c8ba819f (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - ミサ×ナイトさん» 前作でコメントしてくれた、コメントの意味分かりました笑 誤字ってました^^; 教えてくれていたのに気付けなくてごめんなさい^^; (2019年7月16日 21時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e1aaf84f31/
作成日時：2019年7月15日 22時
