タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、女神の仕事ももう…終わりだな【のび太の日本誕生】

95話 告白 ページ9

『ククル…？』

ククル「瑠璃…。僕は……、僕は、瑠璃のことが好きだ！」

『…え？』

好き…？好きって、友達として…？

ククル「僕は初めてあった時、瑠璃のこと女神様みたいで綺麗な人だなって思った。最初はそんな容姿に一目惚れしたんだ」

一目惚れ…って…。私は頭の整理が追いつかなかった。

ククル「でも…瑠璃の女神っぽさは、性格にもでてたんだ。僕がギガゾンビのことで悩んでる時、寝れない時…君はいつも僕のそばに居てくれた。最初はただの一目惚れだったのに、僕は君の性格にまで惹かれて言った」

ククルはどんどん言葉を紡ぐ。

ククル「あの日…、君が湖のほとりで一人泣いていた時、初めて僕は君の弱さを知った。いつも僕のことを守ってくれたり励ましてくれたりする姉的存在の瑠璃が、初めて僕に弱さを見せた。だから僕は、そんな君を守りたいって思ったんだ。こんな僕じゃ…ダメ、かな…？」

ククルは頬を赤くして私の方を見る。

『っ……ぅ…ふぅっ…く…』

私は泣いていた。

嬉しい。私の事を、そんなに見てくれていたなんて。

やっとわかったよ…この気持ちの正体が。

私は、知らない間にこいつのことを…好きになっていたのか。

ククル「え！？なんで泣いてるの！？そ、そんなに嫌だった…？」

私の泣き顔を見てあたふたするククル。

『っ…ごめっ…。いきなりで…ビックリして…でも、嬉しくて…っ…』

私は一度深く深呼吸をする。

そして、自分の気持ちを打ち明けた。

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