タイムスリップしたら女神って呼ばれたんだが、女神の仕事ももう…終わりだな【のび太の日本誕生】

99話 同僚と後輩との恋バナ ページ13

私が忘れられない経験をしてから、早10年がたった。

今私はOLとして働いている。

今はちょうどお昼休みな訳だが…。

音羽「そーいや、ウチらもここで働いて結構経つけど…瑠璃の恋バナ聞いたことなくない？」

舞花「確かに、瑠璃先輩の恋バナだけまだ聞いたことないです！」

『いや唐突になんだよ…』

同僚の楽器音羽(らくき おとは)と一つ下の咲野舞花(さきの まいか)が唐突に私に恋バナをせがんできた。

海斗「おっ！俺も聞きてえな！この会社でダントツにモテてる人の恋バナ！」

こいつも同僚。海原海斗(うみはら かいと)と言って、この会社の中でも爽やか部類に入る。余談だが結構モテる。←

『んー…あるにはあるんだけど…アンタら信じないと思うよ？』

舞花「え！？そんな現実離れした恋なんですか！？」

『まあね』

音羽「何よ、もっと聞きたくなったじゃん！早く教えろー」

みんなの教えろ攻撃がすごいので、ひと通り話すことにした。こんな簡単に話していいのかは謎だが。

海斗「えー…？家に帰ろうとしたら変なブラックホールに吸い込まれて、そこから石器時代にタイムスリップしてそこの少年と付き合う約束をした…？何ちゃっかりドラえもん要素入れてるの？」←

『だから信じないって言っただろ？でも現実なんだよな。この勾玉が証拠』

私はククルに貰った勾玉を3人に見せる。

舞花「へぇー…よく出来てますねー」

『絶対興味ないだろ』

音羽「で？その少年君とはどうなったのさ？」

音羽が一番大事なことを聞いてくる。

『…平成でもし会えたら、もう一度付き合おうって』

舞花「なんですかそのロマンティックな展開！」

舞花が目をきらきらさせる。

音羽「いいねー。うちもそんな恋してみたいわ…」

海斗「まあ、明日はいよいよ新入りが入ってくるし、そこにタイプの子とかいるかもしれないよ？」

『もうそんな時期か…時間経つの早いねー』

音羽「ババくさいこと言わないでよ…」

実際そんなもんだと思う。←

舞花「新入りに瑠璃先輩の想い人の生まれ変わりがいたりして！」

『そんな偶然あるのかね…』

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