ベランダ恋伝い2

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『あのね、新しくゲーム買ったんだ』








私は最近買ったゲームを紫耀に見せた









紫耀「おぉーーこれいまCMでよく流れてるやつじゃん」









『そう！！だからこれしよ』









私はゲームの準備をするために小さなテレビの前にしゃがむ








そして紫耀は赤と青のリモコンを取る









『よーしやるぞぉ』









さっきも思ったけどこうやって紫耀とゲームをするのはほんとに久しぶり









相変わらず下手な紫耀のプレイに少し笑ってしまう









私の心の中に紫耀がまだ少し残っているのは本当だ







だけど、今の私は廉によってどんどん飲み込まれていく









全て廉に飲み込まれる時がくるのかな？









紫耀「なぁ、廉といて楽しい？」









コントローラーを動かしながらいきなり話しかけてきた紫耀に少し驚いて、動きが鈍くなる









『なにいきなり…』









紫耀「どうなの？」








紫耀は私の方を向こうとせず、ずっとテレビを見ている









『そりゃ〜楽しいよ
初めての彼氏だし大事にしようって本気で思ってる』









紫耀「そっか…」









『しかもね、ゲームがすっごい上手いの！！
紫耀の何倍も上手いんだよ
あれはいい対決だったな』









いつもの様に紫耀のゲーム下手いじりをしたかった








それだけなのに









テレビに映る紫耀の選択したキャラクターは停止した









私はどうしたのだろうと思って、紫耀の方を振り向くと










突然紫耀は私を抱き締めた

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