違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第187話 ページ42

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万斉「起きるでござる」






貴「＿＿あー...................」








ぼやける視界の中




アップで映ったのは







貴「.......誰だてめェ」





万斉「右目も見えなくなったか」







冗談だろ、と欠伸まじりにこぼし




体を起こす。が、







貴「つ、」







頭痛と身体の重さに右側へ両手をつく







万斉「どうした？」






万斉に背中を支えられ手を離すことができたが



気分まで悪くなってきた







貴「.......大丈夫だ」





万斉「元々そうだが主は不健康に見える


飲酒喫煙に短時間睡眠、極度の少食...｡

いつ病に倒れるか心配でたまったものじゃない」






貴「.............はぁ｡



自分でも驚いてんだ。

なんせ初めての経験なもんでな」







不安そうな万斉の額をこずき



一息つく







貴「二日酔いだ」





万斉「...................ったく...」





貴「酔ったことねェんだが

私も若くねェなァ」





万斉「しばらく禁止でござるな」





貴「へいへい」








持ってきてくれた水を受け取り一気に飲み干す







万斉「A」





貴「ん」





万斉「今日の会議には拙者が出る


ゆっくり休め」





貴「すまねェ」





万斉「春雨との会談だ


二日酔いの頭で変な事話されても困るからな」






貴「.......悪かったな｡二日酔いの頭で」

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