違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第161話 ページ16

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万斉「A｡」





貴「ふーっ.............」






来島「.......」



武市「.......」







鬼兵隊幹部が集う一室に重い空気が漂う




最近の二人はどこかおかしかった







万斉「聞いてるのか」





貴「.......」







万斉先輩の説教にA様が目を閉じているのはいつもの事だが


今日は耳も閉じている






武市「今日は随分とA殿の機嫌が悪いですねぇ」



来島「機嫌が悪いというか...聞きたくないようにしてるというか....」






いつもは遠くからだが今日は同じ空間のため会話が聞こえる






武市「万斉殿がA殿の気に触る話をしているのではないでしょうか


例えば身長.......」




来島「次万斉先輩のヘッドホンみたいになるのはあんたッスよ」




武市「静かにまた子さん｡会話が聞こえません」








万斉「何に怯えている」





貴「.......あ？」








来島「え、A様めっちゃ不機嫌なんスけど！」




武市「静かに」







万斉「何をそんなに怖がっている

ひょっとしてまだ夢を見てるでござるか」





貴「.......戯言も大概にしろ」





万斉「そんな生半可な覚悟だったから


何も護れず失ったので＿＿＿＿＿＿」






ｶﾞｼｬﾝ！！







来島「万斉先輩！！」

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