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第158話 ページ13








貴「.............」






銀時「っ、.............」







私に伸びた銀時の拳が途中で止まった




でもそれは銀時の意思ではなく






万斉「うちの大将に手を出すとは

どこの夜叉でござるか」





貴「万斉っ.......」






万斉「後で話がある。大人しくしていろ」





貴「っ、」








銀時の腕を離し初めて見る顔で万斉は私を睨みつけた







銀時「アンタ、そいつの左目かなんかか」





万斉「本業は右腕でござる

だが左目というのも悪くない」






貴「万さ___」






万斉「悪いが拙者達は帰らせてもらう」





銀時「そうはいかねー。


お前んとこの大将、天下の大罪人なもんでね」





万斉「それは主とて同じこと。


白夜叉。」






銀時「俺を知ってるってか」






万斉「.......早く戻った方がいいでござるよ


あの平賀と言う男、何しでかすか分からぬでござる」







銀時「.......チッ..」







貴「.............」







背を向け走り出した銀時の舌打ちを最後に



私たちの間には沈黙が続いた







万斉「.......」





貴「.......」







だけどその長いようで短い沈黙も独特の低い声によって破られる







万斉「だから言ったのだ」




貴「.......何が」




万斉「気をつけろと」







振り返った万斉の目はサングラスで見えない






貴「気をつけるって…うしろとったのは私だ」



万斉「なぜ避けようとしなかった」



貴「.............」







来島「A様ー!!」







口を噤む私の耳に届いた声に顔を上げる






来島「大丈夫っスか?」



武市「A殿。お怪我は」





貴「.......大丈夫だ。心配ない」





来島「A様?顔色が...」







貴「.......帰るぞ」

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赤砂晋助.(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみませんありがとうございます(●´▽`●) (2019年3月30日 3時) (レス) id: f23487b2b0 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 176話が177話になってますよ。 (2019年3月30日 2時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - くじら雲懐かしいw (2019年3月26日 9時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 赤砂さんの作る内容メッチャ好きです!!これからも頑張って下さい!! (2019年3月19日 6時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - いつも楽しみに読んでおります。続編おめでとうございます。これからも頑張ってください。応援しております! (2019年3月19日 5時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助. | 作成日時:2019年3月19日 1時

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