色を知らないお前に見せたい色、戸惑う色【高杉晋助】

第25話 ページ25

貴方side








貴「…ん…………………」







どれくらいこの腕の中で眠っていたのか………






少し顔を上げると静かに寝息をたてる高杉様…







その綺麗な顔が愛しくて……そっと頬にキスをおとす







貴「っ………………」







だけどその時少し動いたため、下半身への違和感を感じる…







中に感じる熱…………




そうか…………眠りにつく前、私が高杉様に頼んだのだった…





『抜かないでください』





私達は繋がったまま眠りについた







貴「………ありがとうございました……………………」







起こさないようにそっと高杉様の脚の間にあった自分の脚をひく






体を起こし、繋がりを離すため、ゆっくりと腰をひく……







貴「高杉様…………………」






サラリと綺麗な髪を耳に掛け





『最後』と自分にいい聞かせながら唇を寄せる






もう少しで触れそうだと言うときに…………






ゆっくりと開いた真っ直ぐな瞳………







貴「た、高杉様っ……」






高杉「また………泣いてるのか……」






貴「…え…………………」









私が確認するよりも先に




高杉様は優しく目元を拭ってくれた…………








貴「…………いつからお目覚めに…」






高杉「頬に柔らかい感触があった時」






貴「そ、そんな前から………」






高杉「あぁ。」






貴「………ごめんなさい高杉様……………


私の我儘を…」







高杉「叶えるって言ったのは俺だ。



それとおめぇ、夜は、『晋助』じゃなかったか」







貴「…………図々しかったですか



ごめんなさい、一夜限りです…」







高杉「別に構わねぇが…………」






貴「ありがとうございます」







高杉「……………おい」






貴「はい」







高杉「………お前……








・








______________俺に惚れてるのか」

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