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第14話 ページ14

貴方side









貴「…………………朝…」







吉原以外の場所で一夜を過ごしたのは何年ぶりか…




男の相手をせず過ごした一夜は何十年ぶりか……………









貴「不思議な感覚………………」








鬼隊「あ、緑輝様。おはようございます。

昨夜は眠れましたか?」






貴「おはようございます。


はい。お陰様でぐっすり眠れました」







鬼隊「それは良かったです。

何か不便がありましたらいつでもお申し付けくださいね」








鬼兵隊の方々は快い人達ばかりで




吉原にいた頃の男への不愉快さは全く無かった









貴「…………そういえば…ここが高杉様のお部屋…」







ふと立ち止まった扉を見つめる







貴「…………………」







コンコン…







貴「高杉様。」





高杉「……………………誰だ」






貴「緑…………、Aです」






高杉「…………………なんだ」







貴「あ、あの…まだ眠ってらっしゃいましたか」







高杉「…………………いや…」







明らかに眠たそうな声







貴「ごめんなさい。起こしてしまいましたね…」






高杉「………………用は」







貴「用…?」






高杉「…あぁ……………」







貴「……………ぁ、………ごめんなさい……。



特になかったです…………………」








よく考えてみれば用もないのになぜ私はここを訪ねたのか…









貴「ごめんなさい………本当に……」






高杉「……フッ………………………。構わねぇさ……。入れよ」






貴「えっ?」







高杉「入れ」







貴「あ、し、失礼…します…………………」








重たい扉を開け、中を見渡す






必要最低限のものしか置いておらず



とてもシンプルな部屋だった。









高杉「……よォ…」







声のする方に目を向けると





そこにはベッドの上で眠たそうにしている高杉様がいた







まだ体は起こしておらず仰向けで




目を腕で隠すようにしていた






寝相のためか着物は普段よりもはだけ



垂れた髪から覗かせる整った顔は相変わらず綺麗だった

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ユウ - 充分こちらの作品も神作でございます!涙しか出てきません! (2021年4月16日 23時) (レス) id: 3071a230ca (このIDを非表示/違反報告)
O T A K U★★(プロフ) - 泣いちゃいました……。今も、目の前が涙で潤んでぼやけてます……。 (2019年4月3日 23時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 中村千尋さん» 千尋様の楽しみの一つになれてすごく嬉しいです!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 未央さん» コメントありがとうございます!更新遅かったりしましたがこれからも頑張ります! (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - ののこさん» コメントありがとうございます(^O^)はい、色盲ですがこれからもちゃんと向き合い、頑張ります(^^)続編も楽しんでいただけるよう頑張ります (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年12月30日 23時

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