第11話 ページ11
貴方side
河上「遊女を攫うとはいったい何を考えている!」
高杉「いいだろ別に」
河上「いいもんか!しかもこの女、緑輝太夫ではないか!
吉原で日輪と並ぶ名高い花魁であるぞ!
百華までも敵に回してどうするのだ!」
高杉「世界敵に回すんだ
早かれ遅かれこうなっていたさ」
河上「ったく………主は怖いものなしか」
ヘッドホンにサングラスをつけた不思議な人に
怒鳴られる高杉様は少し可笑しい
河上「緑輝太夫がどれほどの花魁か分かっているのか晋助」
高杉「なんだ、お前、そんな有名なのか」
貴「私を知らずに買ったのは貴方様が初めてです」
河上「知らなかったでござるか!」
高杉「うるさい…………」
河上「いいか晋助!主はいつも……………」
目を瞑って煙管をふかす高杉様にずっと怒ってる人を見て
クスクス笑っていると後ろから声がした
武市「これはこれは、緑輝太夫ではないですか」
来島「………………」
高杉「揃ったついでだ。この女、船におくぞ」
河上「はぁ………」
武市「この人についてくるなんて脅されでもしたんですか」
貴「いいえ。私が頼んだのです」
河上「鬼兵隊、高杉晋助についてくると言うことが
どういうことか主は分かっているのか」
高杉「心配いらねぇよ。ここは安全だ」
河上「晋助の隣が危ないと言っている」
高杉「俺はこいつを女として攫ってきたんじゃねぇ」
来島「本当ッスか!」
高杉「あぁ。ちょっと訳あってな」
貴「いいですよ高杉様。いずれ知られちゃいますから」
河上「主、何かあるのか」
高杉「色の区別ができないんだとよ。
この世全てが灰色一色だそうだ」
武市「それはまた…………」
高杉「色を見せてやりたいだけだ。
それが果たせれば吉原でも地上でも好きなとこに返すさ」
貴「高杉様………………」
河上「………分かったでござる。
その代わり、傷一つ付けてはならぬぞ」
高杉「そんな事最初から分かってらァ。
A、来い。」
貴「どこに行かれるのですか?」
高杉「お前の部屋だ」
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ユウ - 充分こちらの作品も神作でございます!涙しか出てきません! (2021年4月16日 23時) (レス) id: 3071a230ca (このIDを非表示/違反報告)
O T A K U★★(プロフ) - 泣いちゃいました……。今も、目の前が涙で潤んでぼやけてます……。 (2019年4月3日 23時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 中村千尋さん» 千尋様の楽しみの一つになれてすごく嬉しいです!これからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 未央さん» コメントありがとうございます!更新遅かったりしましたがこれからも頑張ります! (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - ののこさん» コメントありがとうございます(^O^)はい、色盲ですがこれからもちゃんと向き合い、頑張ります(^^)続編も楽しんでいただけるよう頑張ります (2019年2月2日 21時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤砂晋助 | 作成日時:2018年12月30日 23時