第九十五話 それから５５分が経過 ページ14
――悟ヶ原家敷地――覚決め残り五分―
『……………………覚決め候補者あと、一人。』
静寂に包まれた庭園にて、少女は呟いた。
あたりからは、倒れ伏す他の候補者の寝息や、呻きが時々聞こえるだけ。
『残りは小生のみ。……………………はぁ。あっけなかったなあ。
無駄に敷地広いから探すのに手間取ったよ全く。』
首を回しながら、そっと愚痴を溢す。
ただし、反応する者はいない。
『…………………………………………虚しい。』
ただし、反応する者はいない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_______________
_______同時刻、ナナシ、東野＿＿＿＿＿＿＿
[あと、五分……………………]
少しこわばった表情でナナシは云う。
「……………………。」
東野も同じような顔をしているが、ナナシよりは余裕があるように思える。
[零、大丈夫かなぁ……………………。]
壁にかかった時計を見上げながら、不安そうに眉をひそめる。
東野はそんなナナシを見ながらため息をついた。
「正直云って、あいつの力を俺は知らないからな。あの歳でポートマフィアにいるって事は、
強い証なんだろうが。まぁ、ほかの候補者の力も未知数だ。信じて待つしかないさ。
――――――案外、もう終わらして、暇になってるんじゃないか？」
＿＿＿＿＿＿＿
『はくしゅ！！……………………かぜか？』
______________
[そうだといいんだけど……………………うぅ……………………。]
ナナシは机に突っ伏した。
東野は苦笑しながら見ている。
そんな中、コンコン、とノックの音が響いた。
女性の声が聞こえてきた。
「失礼いたします。少々お時間いただいてもよろしいでしょうか。」
優しげな声だ。しかし、ナナシは、その声に聞き覚えがあった。
その声に気づいた瞬間、ナナシは慌てて立ち上がる。
「？、どうした？」
ナナシは扉に駆け寄り、すぐに扉を開く。
そこにいたのは――――――――
「こんばんは。」
[どうして、こちらに？＿＿＿＿＿＿＿＿＿奥様。]
悟ヶ原零の母親。――――――――悟ヶ原秋――――――――
nextTim＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿？？？？？
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三斗(トリップ願望者) - ええええええ！何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止しそうになるかなああああああああああ‼‼‼作者さん！Please come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月27日 14時) (
レス) @page28 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - みゃうさん» ありがとうございます！諸事情により更新出来ていなかったのですが、これからは更新していきますのでよろしくお願いします！英語はもう諦めてまして……見逃してくださると幸いです。 (2019年7月27日 13時) (レス) id: 93dc29917b (このIDを非表示/違反報告)
みゃう - 吸血蝶さん、タイトルが気になって読んでみるとすごく面白かったです。・・・英語の勉強をしましょう？ (2018年12月26日 13時) (レス) id: fa587dfb5c (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - やみねこさん» ありがとうございます！！！最近は時間ができてきたので、多く更新できるよう頑張ります！！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月8日 13時) (レス) id: a5cd03074c (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - 百話おめでとうございます！ (2018年8月7日 13時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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