推しに会えた2【灰谷蘭】

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私が彼の顔をガン見していると不快だったのか私を掴んでいる手を離す。

ええええ！？まさかここで三途春千夜と出会う！？
やばいやばい予期せぬ出会いすぎるし関わるなら梵天軸だと思ってたんだけど、待ってめっちゃまつ毛長い…美少女すぎて辛い…何、めっちゃ顔綺麗じゃん……



「あの、これは一体どういうことですか？」


キィイイイ！三途春千夜敬語ver.じゃん！！！
関係ない私にも敬語使ってくれるの？猫被ってくれるの？嬉しい。



『不可抗力と言うかなんというか…ウザかったからぶん投げた。』

「はい？」

『ナンパ？されてしつこかったしあった大通りだし目立た事したら怒られるから人がいない裏路地めがけて投げたら、巻き込んじゃいました！あははっ！』

「………」


私の事をじーっと見つめて無言の三途春千夜。


「……ってかお前」

『お前！？！？』

ヤダ、そんな綺麗な顔で見つめないで！
と、少し照れながらも三途春千夜から目を逸らさない私。


「………やっぱり、灰谷ンとこの女か。」

『はい！？！？』


なんで！？なんで知ってんの！？怖い、え？ってか灰谷兄弟この時点でもう知ってんの？ヤバ。

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