推しに会えた2【灰谷蘭】

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『はぁ〜疲れた！』


今日も仕事(バイト)頑張った！！
季節は11月後半。もうすぐクリスマス、そして次は黒龍！！
の、前に蘭ちゃんにクリスマスプレゼント何を買おう。
あと、竜胆もだ。
蘭ちゃん、公式ではモンブランとサン◯ーラン好きって書いてたよね。まあコツコツ貯めたバイト代で買えるっちゃ買える。ほぼ毎日のように灰谷家に帰っているし全くと言っていいぐらいお金を使わないのだ。多分食費とかも蘭ちゃん達が出してくれてるしそのお礼も兼ねてクリスマスプレゼント渡そうと思ってるんだけど、なかなか難しいな。

竜胆はなんだろ？DJ好き……よくわかんないな…。


11月後半となればもはや冬。
めちゃくちゃ寒い。寒すぎる。
私は震えながらいつも通り駅に向かう。



「お姉さん今1人？」

『はい？』


振り返るとジャラジャラとアクセサリーをつけたチャラ男が私に声をかけてきた。
私、今まで1人で歩いててナンパされた事ないのにここの世界来てからナンパされるの多くない？
しかも普通に大通りで声かけてくるじゃん…。




『1人ですけど。』

「奇遇。俺も1人！ちょっと遊ぼうよ、ってかお姉さん超タイプ！」

『疲れたので遊びません。他当たってください。』

「いいじゃん、しんどいことしないからさぁ！」


ガシッと私の腕を掴む。
なんていうか、すぐ触らのやめて欲しいな。

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