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なな ページ8

「.....あなた方は、一体......。」

ドロドロの液状のまま、天井の隅から緊迫した声で尋ねる先生(ターゲット)。生徒たちも、それから烏間さんも固唾を飲んでこちらを見つめている。

「あー、それでは改めて自己紹介を。
初めまして、武装探偵社調査員の咲良Aです。勿論そちらの国木田くんも同じく調査員。......驚きました?」

何の事だか分かっていないだろう生徒たちを後目に、先生(ターゲット)がゆっくりと口を開く。

「武装探偵社......聞いたことがあります。ヨコハマに社を構え、主に荒事を領分にする武装集団。主力社員の殆どが異能力を持っている、と。」

「ぴんぽーん!よく知ってるね、ヨコハマ以外の日本ではあまり知られていないって聞いたけど。」

ぱちぱちと拍手をして、にっこり笑う。

「武装探偵社......って、えーっと、つまり二人は探偵さんってこと??」

ふわふわウェーブ髪の少女が、頭にハテナを浮かべながら首を傾げた。探偵と聞いて目を輝かせた少女が一人居たが、彼女は探偵に憧れでもあるのだろうか。

「探偵といっても犬猫の迷子捜索や不貞調査をする訳では無い。あのターゲットが言った通り、武装探偵社(うち)は斬った張ったの荒事が領分だ。軍警などに頼れない危険な依頼を受けることが主だな、今回のように。」

淡々と説明をする国木田くんの最後の言葉に声を上げたのは、水色少年。

「でもさっき暗殺はメインじゃないって......」

その言葉に、ざわりと生徒たちの会話が広がる。あら、よく聞いてたね少年。それはね、と人差し指を立てた。

「私たちが政府から受けた依頼はまあこの超生物の暗殺は勿論なんだけど、それはおまけ。メインは......君たち。」

ぴ、と立てていた人差し指を彼らに向けた。指を指すなと直ぐに国木田くんに注意されたけど。

「勿体ぶってないでさっさと教えろや!俺たちが何だよ。」

声を荒らげたのはガタイのいい刈り上げの少年。うんうん元気だねぇ、いい事だ。可愛らしく睨みをきかせる少年をちらりと見ながら教卓に手をつく。

「護衛だよ。君たちの。」

「ご、えい......?」

「そ。」

ぽかんとしている彼らに向かって、私はにっこりと笑ってみせた。

はぁち→←ろっく



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いろどり(プロフ) - 実和さん» 返信遅くなり申し訳ありません!ええ!そんな、凄く嬉しいです、待ってくださる方がいる事がモチベーションに繋がります! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - ゑごまさん» 返信遅くなり申し訳ありません!不定期更新ですが、気長にお付き合いいただけると嬉しいです! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - ヴァンパイアさん» 返信遅くなりまして申し訳ありません!ありがとうございます、嬉しいお言葉が身に染みます! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - 河川革皮さん» 返信かなり遅れてしまって申し訳ありません!初めてのコメントとてつもなく嬉しかったです、ありがとうございます!頑張ります (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
実和(プロフ) - ワワワ、めちゃめちゃ楽しみに更新待ってたので通知来た瞬間飛んできました…!!!!!無理なさらない程度に更新頑張って下さい! (2021年1月14日 23時) (レス) id: 723f2dc3da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろどり | 作成日時:2020年3月13日 15時

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