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じゅうよんっ ページ15

一日の授業を無事終えて放課後の時間がやって来た。私と国木田くんは黒板の前、教室の後ろの方に先生と烏間さん、それからイリーナ先生が立っている。

私はぱん!とひとつ手を叩いた。

「さてさて!それじゃあ皆さんお待ちかね説明タイムのお時間でーす!気になることあったら遠慮せずに何でも聞いて!説明するよん」

「と言っても答えられる範囲内でだがな」

テンション高めの私の後に、仏頂面で付け加えた国木田くん。ウチに来る詳しい依頼内容だとか今取り扱っている事件についてだとか、そういうのは流石に守秘義務あるからね。何でも聞いていいけれど何でも答えるとは言ってないよってこと。

そのまま教室内を見渡すとすぐに何人かの手が上がった。んー、そうだなぁ、まずは......

「はい、じゃあ茅野少女!」

今日一日の間で生徒名簿と顔を照らし合わせて覚えた甲斐があって、澱みなく名前を呼ぶことが出来る。君に決めた!とぴっと指を差した。

「はーい、じゃあ早速!えーっと、今朝言ってたけど、依頼のメインは暗殺じゃくて私達の護衛ってどういうこと?殺せんせーを殺しに来たんじゃないの?」

小さく首を傾げてそう言った茅野少女に、私は教師気分で大きく頷く。

「ふふん、いい質問です。そう、私たちが受けた依頼は暗殺じゃあない。そもそも私たちは探偵だからね。幾ら荒事が担当だって言っても殺しの依頼は受けて無いんだよ」

「俺たちの今回の仕事は、ターゲットを狙ってやって来る刺客たちにお前たちが害されることの無いよう守る事だ。俺は教師という立場、そしてコイツは生徒という一番身近な立場でな」

「そーいうこと!ちなみに国木田くん、ウチに来る前は本当に数学教師やってたらしいから授業に関しては心配しなくていいと思うよ」

きっとすっごく分かりやすいんだろうなぁ!なんて大袈裟に言うと、余計な事を言うな莫迦とまた小突かれた。

「いたいけな女子中学生にそんなことしていいと思ってるのかな国木田くん」

「誰がいたいけな女子中学生だ。サバを読みすぎだ」

「ひっどいなぁ。今はちゃんと15歳なんだよ?」

ぽんぽんといつも通りの会話を繰り広げていると、遠慮がちに小さく手が挙がる。水色の長い髪を可愛らしく結んでいる彼にどうぞと促すと、戸惑い気味に立ち上がった。

じゅうごおおお→←じゅうううううさん



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いろどり(プロフ) - 実和さん» 返信遅くなり申し訳ありません!ええ!そんな、凄く嬉しいです、待ってくださる方がいる事がモチベーションに繋がります! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - ゑごまさん» 返信遅くなり申し訳ありません!不定期更新ですが、気長にお付き合いいただけると嬉しいです! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - ヴァンパイアさん» 返信遅くなりまして申し訳ありません!ありがとうございます、嬉しいお言葉が身に染みます! (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
いろどり(プロフ) - 河川革皮さん» 返信かなり遅れてしまって申し訳ありません!初めてのコメントとてつもなく嬉しかったです、ありがとうございます!頑張ります (2021年3月21日 20時) (レス) id: fed0e41e08 (このIDを非表示/違反報告)
実和(プロフ) - ワワワ、めちゃめちゃ楽しみに更新待ってたので通知来た瞬間飛んできました…!!!!!無理なさらない程度に更新頑張って下さい! (2021年1月14日 23時) (レス) id: 723f2dc3da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろどり | 作成日時:2020年3月13日 15時

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