寝ちゃった ページ4
．
細くて
キレイ系で
目が、おっきくて…
亜嵐「もう3時かぁー…」
マユ「……先輩、わたしが寝ても、いたずらしないでね…」
亜嵐「するわけねーよ。笑」
マユ「あー…もう眠い…」
みんな歌うのも疲れちゃって
ソファーでごろごろ
マユちゃんなんて寝転んでる
絶対そのまま寝ちゃうよ
…とか言うわたしも、うとうと
けど絶対佐野先輩に寝顔見られたくないって思って、必死に睡魔と戦ってる
さっきの、サヤさんどタイプ宣言を思い出して、必死に、必死に…
玲於「わ！」
A「わあ！」
思わず目瞑っちゃったとき
隣にいる先輩が、突然大声出してきた
びっくりして顔上げたら
いたずらっ子みたいなその目が、じぃってわたしを見ていて
玲於「…寝てんじゃねーよ、チビ。」
A「…ちょっと目瞑っただけ。」
玲於「ほら、なんか歌えば？せっかくカラオケいんのにお前一曲も歌ってねえじゃん。」
A「やだよ…みんな眠そうだし。」
玲於「いいって。…ほら、見てみ。」
言いながら
よいしょって、わたしのすぐ隣に移動してきた
びっくりして 思わず背筋が伸びる
デンモク操作しながら
これ？とか、これ？とか
動くたびに、腕同士が触れ合って、くすぐったい
玲於「……あ、これでしょ。この曲好きでしょ。」
A「……。」
玲於「当たりー。」
A「…なんで？」
玲於「いっつも鼻歌歌ってんじゃん。」
ばれないように
ごくって、唾を飲んだ
…なんか、ドキドキするよ
いつもの空気と違う
なんで？
いまが、夜だから？
形はどうであれ、初めてのお泊まりだから？
それともやっぱり
夢の国マジック？
玲於「…歌う？」
A「……歌わない。」
玲於「歌わねえのかよ。笑」
ふはって笑って
デンモク、テーブルに置いた
はあってひとつ息を吐いた先輩は
気だるそうに だらんて伸びて
玲於「…あーあ、寝ちゃった。ふたりとも。」
そんな言葉にマユちゃんを見ると
やっぱり、寝転んだまま寝ちゃってた
白濱先輩はテーブルにうつ伏せて、いつのまにか寝てるし
A「…寝ちゃってる。」
玲於「…ま、ふたり酒飲んでたからね。そりゃ寝るわ。」
A「…先輩、眠くないの？」
玲於「……眠くない。」
すぐそばにある、先輩の横顔
画面にうつるCMの明かりで、チカチカ光ってた
部屋の外からは誰かの歌声が聞こえるし
窓の向こうからは、こんな時間でも車の音がする
…全部、初めての経験
．
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maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩！！何してんのーー！！！ (2018年8月5日 7時) (
レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません！笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2018年6月16日 21時
