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「何なのよ、あのクラスは…人が話してる時に話すなんて、失礼極まりないわ……」
ブツブツと隣に居る組織のメンバーに愚痴を零しながら、机が置いてある倉庫に向かう。
彼は表情を変えず、私の愚痴を聞き流すばかりだった。
愚痴を言っていても、怒りは収まらず、いつかテロしてやろう、と心に決めた。
「そういえば、貴方はコードネームがあるの?」
「いや、俺は生憎、幹部ではないんでね…」
「あら、そうなの…。どうして組織に?」
「この世界に絶望したから……この世界の常識を覆すような大きな事をしてみたいと思ってね」
「へえ…。まあ、その日は近い内に来るかもね」
私の言葉に、頭にハテナを浮かべる彼。
その内、この組織も世の中に名を轟かせる事になるだろう。
それに、もし組織が壊滅したとすれば、FBIに情報を流しているとはいえ、私も刑務所行きだろう。
倉庫の扉の前で立ち止まり、彼はポケットから鍵を取り出し、鍵を開けながら言葉を発した。
「ああ、そういえば、言い忘れていたが、あの方が校内から優秀な人材を見つけ、組織に連れてこい、と言っていたらしい」
ベルモットからだ。詳細はアイツに聞け。俺はあの方と直接話はできない、と付け足し、彼は倉庫の引き戸を開けた。
中は埃っぽくて、ハウスダストアレルギーの私は、その場から距離を置いた。
「どうした?」
「ごめんなさい、私、ハウスダストアレルギーなの」
「そうか、少し待ってろ。すぐに運ぶ」
彼は私の方にチラリと目をやり、私の身長にあった机と椅子を探し始めた。
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A - 何がしたいのかいまいちわからない。組織を壊滅したいとか言ってる割には ムカついたからクラスメイト殺します。とかやってること犯罪者だし、思考がガキ。読んでてただただ主人公に嫌気がさしました。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - うららkさん» 有難うございます!ご期待に添えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年2月17日 16時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - とても面白かったよ!更新頑張ってね(^ω^) (2017年2月17日 15時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2017年2月14日 18時