第12Q:透明少年 ページ14
「誠凛高校対海常高校の練習試合を始めます。」
海常の二軍が審判をしているが、
なかなか試合が始まらない
「…あの誠凛早く5人整列してください。」
青いユニフォームを纏った海常のレギュラー5人。それに対して誠凛は4人…。
試合が始まらない……と思った時だった
「あの、ここにいます。」
申し訳なさそうに手を挙げた黒子。
影が薄いせいで審判も海常の選手たちも気づいていなかった。
「おおえ!?!?」
海常の選手一同、
黒子がスタメンであることに目を丸くした。
笠松「(目の前にいたのに気づかなかった…!?)」
小堀「(しょぼ…こりゃ、要注意は10番だけだな)」
監督「話にならんな」
『…そうでしょうか?』
黄瀬「まぁ、確かにまともじゃないかもしれないッスね。」
同じ帝光で戦った2人だからこそ、
黒子の実力は知っていた。どこまで通用するかの話だが。
森山「Aちゃーん。君のために頑張るよ」
ベンチに座る天神にウィンクをした森山。
天神は、笠松にしばかれてる森山に引き気味に手を振った。
___ピィィィィィ
練習試合のはじまりの合図。
ジャンプボールを制したのは小堀。
ボールは笠松のてにわたり
「よし!まず1本!!キッチリ行くぞ!!」
ドリブルを慎重に付きながら
誠凛ゴールへ攻めていこうとした瞬間、
笠松の手にあったはずのボールは黒子が持っていた。
笠松「(コイツ…どこから湧きやがった!?)」
『(いや…相変わらずおそいなぁ、テツくん…)』
笠松が黒子に追いつき手を伸ばした隙に
火神へパスする。
ボールを受け取った火神は、一気に飛び上がり
ゴールにぶち込む。と_____
___バキッ
「ゴールぶっ壊しやがったぁぁぁぁぁ」
「あぶねー、ボルト1本さびれてた…」
「いや、それでも普通ねーよ。」
監督も海常の選手も誠凛も驚くなか、
天神だけは微笑んでた。
___『 テツくん、いいこと教えてあげる。
誠凛側のゴールに勢いよくダンクしてみて』
黒子「すみません、ゴール壊れてしまったんで、全面側のコート使わせて貰えませんか?」
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時