Next Generation 【黒バス】 (ページ13)

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第11Ｑ：誠凛の闘志ページ13

『ここがバスケ部の体育館です』

先頭を歩いていた天神が足を止めた。

体育館に足を踏み入れると
案の定、誠凛のメンバーは驚いていた

「体育館の…片面だけ？」

『監督。誠凛の皆さんが到着しました』

監督「おぉ、来たか。よろしくな。
今日はこっちだけでやってもらえるかな？」

リコ「…こ、こちらこそよろしくお願いします。
それで、あの2面に分かれているのは…？」

監督「見たままだよ。今日の試合はウチは軽い調整つもりだが…。出ない部員に見学させるには学ぶものがなさすぎてね。無駄をなくすため、ほかの部員たちには普段通り練習をしてもらっている。だが、調整と言ってもレギュラーのだ。トリプルスコアなどにならないように頼むよ。」

その言葉に誠凛のメンバーは密かに苛立った。

監督「天神、更衣室まで案内してやれ｣

『はい。皆さん、こちらです』

天神が誠凛のメンバーを案内しようとした時
監督の声がきこえた。

監督「おい、黄瀬！何ユニフォーム着とるんだ！今日は出さんぞ！！
各中学のエース級がゴロゴロいる海常の中でもオマエは格が違うんだ。黄瀬抜きのレギュラーの相手も務まらんかもしれんのに出したら試合にならなくなってしまう。」

火に油を注ぐとはまさにこのことだろう。
流石に舐めすぎだと心のなかで天神もため息をつく
黄瀬もさすがに慌てたのか誠凛に近づき謝罪した

黄瀬｢大丈夫。ベンチに入ってるんで。あの人ギャフンと言わせてくれれば出してもらえるし、俺を引きずり出すこともできないんじゃ、キセキの世代を倒すという資格もないしね｣

その言葉に火神と黒子はぴくりとした

黒子｢アップしておいてください。出番待つとかないんで｣

リコ｢調整とかそーゆーの。そんなヨユーすぐになくなると思いますよ。｣

その言葉に満足そうに微笑んだ天神は今度こそ
更衣室へ案内した。

『テツくん、いいこと教えてあげる＿＿＿＿』