第10Q:挑戦状 ページ12
『半面ですか?』
監督「まぁ、練習試合だしな。他の部員たちの練習時間を割くほどのものでもないだろう」
『はぁ…』
誠凛と海常の練習試合当日、
体育館は2つに分けられ片面は練習用となっていた。
キセキの世代と戦うと気合い入れている誠凛に失礼な気がするが、監督にその判断をさせないチームならそこまでってことだろう。要するに試合の出来次第だ。
監督「まぁ、そろそろ対戦校がこちらに着いた頃だろう。迎えに行ってやれ」
『はい』
そう言って、体育館をでたのが3分前。
その後ろをなぜか着いてきたのは黄瀬だった
黄瀬「いいじゃないっすか。俺も黒子っちといっぱい喋りたいんスよ。」
『まぁ、スタメンじゃないしダメではないけど…』
黄瀬「ほらー、OKなら大丈夫ッス。あ!あれ、そうじゃないっスか?」
黄瀬が指さした方向にはキョロキョロしている誠凛のメンバー。
黄瀬「どうもっス!!先日はお邪魔したっス!!」
『こんにちは。広いからお迎えにあがりました。黄瀬くんは付いてきただけなんですけど。』
黄瀬「ちょっと!Aっち先輩!?」
誠凛のメンバーの前に現れたのは
海常高校の青いジャージに身を包んだ黄瀬涼太と、制服の上に青いパーカーを羽織った天神だった。
黄瀬「黒子っちがあんなあっさり振るから毎晩枕濡らしてんスよ…。女の子にも振られたことないんスよ?」
黒子「サラリと嫌味言うのやめてもらえますか?」
黄瀬「だから、黒子っちにあそこまで言わせる
君にも興味あるんス」
黄瀬の視線の先には火神大我
黄瀬「“キセキの世代”なんて呼び名には別にこだわりなんてないスけど…あれだけハッキリ喧嘩売られたらね…。オレもそこまで人間できてないんで…悪いけど本気です潰すよ。」
火神「ったりめーだ!!」
2人は火花をちらしていた
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時