歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者30人目 ページ34

私は走った。

政府の場所はおじいさんが
教えてくれていた。



何でもっと早く行かなかったんだろう…！
学校も大事だけど、
みっちゃんはもっと大事だった筈だ。
明日はこっぴどく叱られても仕方が無い

携帯が鳴った。

『も、もしもし？』

«もしもしじゃ無いでしょ!!
今日朝練サボってんじゃないわよ！»

友人からだった
そういえば今日は朝練兼反省会だった事を
思い出す。

『すっかり忘れてた！
今日学校休む！連絡頼む！それじゃ！』

それじゃっておい！
と怒鳴る友人に心の中で謝りつつ
私はまた走り出す。


途中で転ぶ。
転ぶなんてこの年ではあまり無いので
久々の痛みが染みてくる。

『ったぁ…！』

みっちゃん帰ってきたら
色々言われそうだな…

どんどん怒られる要素が増えていくが
そんなのあまり気にならない。


"無事でいて欲しい"


考えることはそれだけである。


それだけだったが


私が行くと
居たのはみっちゃんだけじゃなくて。


出会った時と同じ姿になって
もう一人に襲いかかろうとする彼が居た。


私は中々入れなかった

でも

みっちゃんが傷付いて
誰かを傷付けるのは耐え難いもので

私は意を決して飛び出した。
このままではどちらかが死んでしまうだろう

振り下ろされる刀に向けて
覚えたての霊力の玉を撃ち込んで

当たったのはまぐれだが
驚くみっちゃんが傷だらけで

涙が出てきた。








『…っバカ!!』

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