次の任務米花町だって

隠し事は小声で ページ6

『ん〜甘』

「最近食べた中では1番美味しいんじゃないかな？」

「モンブランも美味しかったよ」

「……やっぱり先に食べてたんだ」

『ま、私たちが遅かったし今日はいいんじゃない？』

「だからといって三十路の男がそんな甘いものばっかり食べてると糖尿病に…」

「いいんだよ僕はそこら辺の人達より頭も体も動かしてるからね」

『頭はどうだか』

「甘いもの食べないと脳が焼ききれるんだよ。糖分ないと俺は死ぬの」

「悟 俺に戻したのかい？」

「あ、、2人といると学生の時思い出すからなぁ」

『なんかわかるわぁ……あ、傑スフレ1口貰うわ』

「なんで私の回答聞かずにもう食べてるんだよ」

『え？2つも頼んでるからいいかなって』

「じゃあ僕も1口もらおうかな」

「悟は先に来てモンブラン食べたんだろ……」






『……ねぇそれよりさあの店員さん』

「呪われてるんだろ？なんで悟祓わなかったんだい？」

『あ、そっち？』

「え？それ以外に何かあったかな？」

『いや、顔がいいって言おうとしたんだが』

「まぁわかるけども」

「なぁんかあれは店員を守ってるというか……普通の呪霊じゃなくてどっちかと言うと精霊に近いやつじゃん」

『金髪っていいよね地毛かな』

「……確かにそれじゃあ放っておく？」

「そっちの方がいいような気がした。あの店員なぁんか引っかかるし」

『ハーフかな…最高じゃない？』

「ちょっとAは黙ってて」

『え〜金髪とかかっこいいじゃない！ほら七海みたいでさ〜』

「おや、Aは七海のことイケメンだと思ってたんだね」

『少なくともあの顔は反則でしょう？……でさ、あの子供。2人も違和感ない？』

「それは正直ある」

「私も少し気になっているよ」

「昔どこかであの雰囲気感じたことあるような気がするんだけど……もう10年くらい前だし詳しく覚えてないし」

『ふ〜ん。でもなんか面白そうっちゃ面白そうだよね』

「それは同感」

その言葉の意味は→←不思議な子供と呪霊

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