次の任務米花町だって

この人たちは誰 ページ32

灰原side


キュラソーと別れてあの子たちが乗っているゴンドラを見つけた。
記憶が戻っていたのは予想内だったけど組織を裏切るってのは予想外だったわ。


「灰原さん！」

「みんな怪我はない？」

「ねぇ…哀ちゃん何が起こってるの？外が急に真っ暗になって…」

吉田さん。怖いのねハンカチをあんなに握りしめて…今説明してもよりこの子たちを怖がらせるだけよね。それにキュラソーのことも

「後でちゃんと説明するから。今は大人しくしていて、」

「はい」

「お、おぉ」



……また銃声に足音、向こうは大丈夫かしら

ハッチが空いた！？まさか奴らの…？


「あれ？情報より1人子供が多いようだけど」

「あれじゃない？大人と一緒にいた子！」

「全員怪我は無さそう」


誰？最初の人は大人、後ろ2人は高校生…いや中学生かしら。
何者なの……？


「ねぇ、哀ちゃん……」

「大丈夫よ。吉田さん」


この子達は私がしっかり守るから


「あなた達は誰なの？警察や係員の人たちには見えないけど？」

「落ち着いてるね。この子ほんとに子供？」

「ませてそ〜」

「ほら2人とも。私らはある人に君らを守るように言われてるの。簡単に説明すれば観覧車の故障、下手したら軸ごと転がるの。」

「それで？それを頼んできたのは誰？」

「多分警察。詳しくは分かん無いけど……あ〜あとコナン君って友達？」

「コナン君は友達だよ！」

「どの子？」

「ここにはいないわ。なぜ？」

「わたしの友達が話してたから気になっただけ」


江戸川君のことを探っている…？
でも顔はわかっていないのかしら

3人は奴らの仲間？一般人とは雰囲気がどことなく違うような気がするわね

「なぁ灰原、この人たちどう思う」

「そうね…少なくとも今私たちに危害を加えてくるように見えないわ」

「危害なんて加えないって。あ、自己紹介まだだったね。私は家入。高校の保険医みたいな感じだよ」

「菜々子で〜す。来年高校生だよ〜。こっちの美々子も同級生」

「…………」


中学生がこんなところで何をしているのよ。それにこの人たちが私達を守る？
高校の保険医と中学生が？どうやって……

「詳しいことは終わって話すよ。…見た限り大きな怪我はなさそうだけど怪我したところある子は言って」


まだ警戒を解いてはいけないわね

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