次の任務米花町だって

暗闇に包まれて ページ29

『……にしてもガチで片側貸切にしたの？』

「いや、そんな手続きやった記憶ない」

「観覧車全部貸切にするのは馬鹿だぞ…ゴンドラひとつでいいものを」

「僕ほんとに片側貸切になんかした記憶ないんだよね〜僕らの前に来たらしい子供たちように貸切にされてたんじゃない？それでちょうど僕らが便乗して〜…みたいな」


今現在3人でゴンドラあの中で会議しています。
議題
観覧車が、片側貸切なのは誰の力が加わったのか。


確かに悟は並ばずに乗れるチケット的なもの貰ってたけど別に片側を貸切にすることはないはず

まぁ乗れてるからいいんだけど。

観覧車なんて久しぶり
高三の時にこんな立派なとこじゃないけど少し任務の合間に4人で来たっけ
ほんとに地域の小さい遊園地の観覧車だったけど

「観覧車揺らしすぎて前係の人に怒られたよね〜懐かしいよ」

『私ずっと揺れてるのに何食わぬ顔で外見ながらタバコ吸ってた硝子のこと覚えてる』

「Aは悪ふざけで揺らしてる五条のこと涙目で怒ってたよな」

「そうそう。あの顔めちゃくちゃおもろかったよ」

『ブラックヒストリーすぎる。今すぐ忘れさせてあげましょうか？』

「無理かな〜」

「まぁまぁ黒なんて言わないの。あれは数少ない僕らの青い春なんだからさ」

「青い春って。青春っていえばいいのに」

『変な言葉遣いね』









「ねぇ…そういえばなんだけどさ観覧車止まってない？」

『あ、やっぱり？外もくらいし結構話したのに景色変わんないなって思ってたところ』

「まぁ停電したら観覧車も止まるだろうな」

「……連絡混雑極めてて傑にもかかんないや。とりあえずどうする？救助待たないでしょ？」

『もちろん。それにこれは園側のあれだから観覧車の中見ても文句ないでしょ』

「私たちより先に乗った子供たち…どうする？」

『そうね…まだ観覧車の中にいるみたいよ。一般人だし救助しないといけないわね』

「ま、そうだねその後傑達と合流しよう。どうやら呪霊のせいじゃ無さそうだし僕らの出番はほとんどないしね」

観覧車の中は→←別れて行動

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