蝶の片割れ【ハイキュー】【鬼滅の刃】

6 ページ6

『そうなんですね。・・・中学校、楽しいですか？』






前世で無一郎くんが経験することの叶わなかった「普通」が今世では当たり前になっている







それがどれほど嬉しく幸せなことか







「楽しいよ、すごく」







穏やかな笑みを浮かべてそう答えた無一郎くんをみてまた涙が出そうになった







「・・・だが、また鬼が出たってのはどうも理解できねェ」







その言葉を聞いてハッとする







そうだ、私はここに来たのは鴉に呼ばれたからで、あの時鴉は確かに「鬼が出た」とそう言った。







「お館様、失礼ながら再び鬼が出たとはどういう事なのか説明していただきたく存じます」







不死川さんが膝をつきそう問うとお館様は冨岡さんに「あれを持ってきてくれるかな」と指示を出す。







「これを、見てくれるか」






冨岡さんの手に握られていたのは







『・・・写真、ですか』







全員で集まってその写真を見る。








「っこりゃ派手にひでぇな・・・」







「まさか、これって」








「鬼の仕業かァ・・・」








『うっ・・・』








写真に写っていたのは四肢がちぎれた首のない死体。







「私は鬼の仕業で間違いないと思っているんだ。他にも同じようなことが日本各地でいくつも起こっていてね・・・もちろんこの方たちにも家族はいる。また、今世でもあの悲しみを繰り返すわけにはいかないんだ」






終わらせたはずのあの悲劇が、再び起こってしまった







『それは、つまり、』








「＿＿＿＿＿＿＿＿鬼殺隊を、復活させる」







_____________________________________





鬼滅関連作品ランキング1位、ハイキュー関連作品ランキング2位、






そして総合6位！






たくさんの評価とお気に入り、コメントありがとうございます！





これからも面白いと思っていただけるよう頑張りますので、ぜひよろしくお願いします！

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す