蝶の片割れ【ハイキュー】【鬼滅の刃】

47 ページ47

一週間後私は退院して、お館様にこれからも烏野に通い続けること。そしてマネージャーとして正式に入部することを報告した。







「じゃあ、明日から部活、頑張って」






『はい、ありがとうございます。』






無一郎くんと別れ、帰宅し明日の準備を進める






皆さんと顔を合わせるのは合宿以来でとても緊張する






不安と緊張でなかなか眠れず、結局三時くらいまで起きてしまった






・





・





・





・





教室に入り席に着くとクラスメイトが寄ってきて久しぶり、と声をかけてくれる






「入院したって聞いたけどもう大丈夫？」





『はい、もう元気です』





しばらく言葉を交わしているとズンズンとこちらによってくるひとりの生徒





「お、おまえ、生きてたのか、！！」






『勝手に殺さないでください。生きてますよ』





挙動不審さに笑いそうになりつつもこらえて答える





「だって、あんな血まみれｄ『元気なので大丈夫です!』






なにやらとんでもないことを言いかけた影山くんの言葉を慌てて遮る






『あ、影山くん。』






「な、なんだ」






『今日からよろしくお願いします。』






「？おう」






あえて主語を入れずに言えば案の定頭上にはてなを浮かべながらも返事をしてくれた






・





・





・





放課後になり、体育館に向かう






深呼吸をひとつしてドアに手をかけゆっくりと開く






『失礼します。入部希望で来ました。』





そう言えば練習していた人たちが一斉に駆け寄ってきてくれた






「胡蝶さん！！！」






「退院したのか、良かった！」






「マネージャーやってくれるの？」






「え、生きてる・・・！？」





一斉に言われて混乱するもひとつひとつ答えていく






『昨日退院して、もう自由に動き回っていいと許可も出ました。マネージャーとして正式に入部したいのですがよろしいですか？それと日向くん、影山くんにも言いましたが生きてますよ』






「よろしくってそういうことだったのか」






納得したように言う影山くんに返事をすると仁花ちゃんと潔子さんがこちらに来る






『手紙、ありがとうございました。これからたくさんご迷惑おかけすると思いますが、よろしくお願いします。』






「Aちゃぁぁぁぁん！！！！！！」






半泣きで抱きついてくる仁花ちゃんを受け止め、バレー部の暖かさに浸った

48→←46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す