蝶の片割れ【ハイキュー】【鬼滅の刃】

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鬼殺隊として生活をしていると、どうしても前世の仲間たちに会いたくなってしまう






普通の生活を送れることの幸せは分かっているのに






『・・・はあ』






溜息をついてベッドに寝転んだ






ふと枕元のデジタル時計に目を向けると時間の下に表示される日付が目に入った






そうだ、あと一週間で夏休み






学校に行かなくて良い分、昼間は調査にあてられるだろうか






世間の女子高生のような夏休みは私には訪れない






毒の調合をどうしようか考えているうちに、意識が遠のいていった





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帰りのホームルームを終えてカバンを持ち教室を出る






靴を履き替えて外に出たところで声をかけられた






『・・・すみません、バレー部の主将の方ですよね。名前が・・・』






呼び止めたのはバレー部の見学に行った際にお世話になった先輩






「澤村です。・・・それで胡蝶さん、少し話があって、」






『はい？』






「会って二度目でこんな頼みするのも図々しいって分かってるんだけどさ、臨時のマネージャーを頼みたくて」






お会いするのは三度目ですが、と失礼ながら心の中でつぶやく






・・・それよりも






『臨時マネージャー？』






臨時のマネージャーとはどういうことだろうか







「簡潔に言うと、東京で行われる合宿にマネージャーとして参加してほしい。部員の数に対してマネージャーが少なくて、仕事が回りそうにないんだ。俺たちも手伝いはするけど練習優先になっちゃうからさ。」






「・・・もちろん無理強いはするつもりないよ。ただ見学に来てくれたときすごい楽しそうだったからさ、少しでも行きたいと思ってくれているなら来てくれたら嬉しい。」






影山くんにも同じようなことを言われたなとぼんやり思い出す






でも私は鬼殺隊として動かなければいけない






・・・でも東京にいればその期間は各地に鬼が出た際に行きやすくなるだろうか






調査は隠の方にお願いすることも出来る






『少し、考えさせていただいてもよろしいでしょうか』







そう言うと澤村さんは 分かった、呼び止めてごめんな。と校舎に入っていった







『・・・お館様に相談しないと』

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