Story...32 ページ34
.
[赤司side]
「とにかくAは休んでいること。いいね?」
と聞かないAに言うと「う……はい」とAは返事をした。
「じゃあまた後でね」
「はい。突然電話してすみませんでした」
とAは謝ってきた。
俺はAの声が聞けて嬉しいのに。
「大丈夫だよ。Aからの電話程、嬉しい電話は無いからね」
と少し話して電話を切った。
電話をしまうと向き直る。
「すみません。Aにも言ってしまったのでそろそろお暇します」
「あぁ。近々覚悟を決めてAに会うよ」
「……えぇ。もし電話に出なければ折り返し俺からお電話しますので。それでは」
と立ち上がり一度頭を下げると部屋を出る。
すると男は家の前まで来てくれた。
「Aを赤司さんの様な男が貰ってくれて安心した。本当にありがとう」
「いえ。Aに惚れたのは俺ですから。それではまた」
と車に乗り込み車を走らせる。
今日の夕飯は何を作ろうか。
明日の朝は何を食べようか。
なんてAの事を考えながら信号待ちをする。
小学生か。
俺の初恋の君は笑顔が素敵だった。
母さんが亡くなって翌年に突然現れたあの少女は俺を慰めてくれた。
名前だって覚えている。
『君、名前なんて言うの?』
『……征十郎。君は?』
『私?私はね、___』
.
165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和恋 - いえいえ!はい! (2016年6月22日 18時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» コメント返信ありがとうございます!!はい!頑張ります! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - いえいえ!はい!はい、私もそう思います!いえいえ!続き頑張ってください。応援しています! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» 初めまして、ありがとうございます!頑張ります!この二人なら乗り越えられると思います(笑)コメント本当にありがとうございました! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - 初めまして、続き頑張ってください。征君と夢主ちゃん、凄いです! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月1日 0時