【そらる】だったら、覚悟しとけ。 〜リクエスト短編集〜

＊女の子の日 (みるくてぃーさんリクエスト) ページ6

Aside




「すぅ…すぅ、、」



『…ん、、っ、、交換してこなきゃ…』




AM 6:30



私たち二人からしたらこの時間は間違いなく早朝。
そんな時間に目覚めてしまったのは、この腹痛が原因。


今日は二日目だから量も多いし、私は一番症状が辛い時だ。



基本的にお腹がずっと痛くて、眠いっていう症状なんだけど、



『…いかんせん痛みが辛い、、』



くすり、くすり…



『…う、嘘でしょ、、』



ラスト２錠。



…あとで買ってこなきゃ、、





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お手洗いに行って、交換したあと、またベッドに戻る。





『…っ、、…ふぅ、、』


.



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「…ん、A、早いね…」



『…あ、ごめんね、起こしちゃった？』



「ううん。大丈夫。」



なかなか寝付けなくて寝返りをうったり、お腹をさすったりして痛みを和らげようとしているとそらるが起きてしまった。




「…おなか、痛むの？」



『うん。でも、大丈夫だから、そらるは気にしないで寝てていいよ。まだこんな時間だし…っ、、…ね？』




痛みはさっきよりもひどくなって、顔をしかめてしまう




「…無理しなくていいよ。
あと、A眠れないんでしょ？
そんな時に二度寝するわけないじゃん。」





…そらるの優しさがすごく身にしみる、、



こんなに理解のある彼氏はそんなにいないんじゃないかって思う。…本当に嬉しい。




「…ちょっとあっち向ける？」




そらるに、今と反対方向を向くよう促され ゆっくりと背を向ける。



すると後ろから優しく包み込まれ、腹部を撫でてくれた。




「どう？この辺？」




冬だというのに暖かいそらるの手は、お腹を温めるのと同時に、私に安心感を与えてくれた。




.




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しばらくの間そらるは無言になり、ゆっくりと撫で続けてくれている。




私のことを気遣って、喋らせないようにしてくれているのかもしれない。





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静かな時間が続いて、お腹の痛みが和らいできた頃には私は夢の中だった。


そらるの温もりを感じていたら、生理中にも関わらず、リラックスして眠ることが出来た。





ありがとう。そらる。





そんな寝言を聞いて、笑みをこぼす者が一人。



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