*なんでそんなに4 ページ46
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え、そらる、起きてる……?
もちろんそらるの方が私より夜は強いし、眠くならないのだってありえる話だけど、
いつもなら眠たくなるまではベッドに入らないし寝た振りなんてしているのを見たことがなかったから驚きが何重にもなった。
でも、一番は嬉しさで。
自分から仕掛けてしまったことなのに、こうして抱きしめてくれるそらるの行動に涙が止まらなくなっている。
『……ぐすっ、 うっ、、』
もう、離れてくれなんていうような冷たい言葉も出てこなくて、……それ以外の言葉も何も出てこない。
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「……あ、ごめん。」
ぱっと両腕を離し、少し私から遠のいた。
「そんなに、嫌だとは……」
私の涙を拒絶ととったのか、語尾がどんどん小さくなって 声からも、ショックを隠しきれない様子が伝わってくる。
「……理由だけ、 それだけは聞かせて。」
『ちが、、ちが くて……。
そらるのことっ、きらいじゃっ ないし、、
嫌でも なくって……。』
「……え? どういう意味?」
ゴシゴシと、何の感情からか流れる涙を必死で拭いそらるの方を向く。
『作戦、だったの。』
「……。
……ねぇ。 それ本気で言ってる?」
一瞬で【作戦】という意味を理解したようで、瞳の色が変わった。
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『ご、ごめんなさい!!』
急いでベッドの上に正座になって誠心誠意頭を下げる。
「はぁ。」
するとそらるもベッドの上に座った。
「でも よかった、、」
ぎゅっと強く私を抱きしめ、心底嬉しそうにそう言った。
わたしもそらるの背中に手を回し、きゅっと抱きしめた。
『ほんとに、ごめん、、』
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しばらく抱きしめあって、落ち着いて布団に入った時
「まって、俺を避けるってなんの目的があっての作戦だったの?」
『えっと、 それは、、』
その理由を話すと、ふはっ っと軽く笑って、また強く抱きしめてくれた。
「まぁ、当分振り回されてもらうよ?」
なんて。
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翌日くろちゃんにLINEで、長文を送りすべてを語ると、一言で返された。
96猫なんでそんなにお馬鹿なん?
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これでよかったんでしょうか、、ただただ長くなってしまっただけのような気もしますが、大目に見てください……
リクエストまってます!!
*酔っぱらい再来(れのんさんリクエスト)→←*なんでそんなに3
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Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» そうだったんですね、こちらこそ勝手に事を進めてしまって申し訳ないです。 ありがとうございます^^* (2018年8月6日 18時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
涙色(プロフ) - Loiさんすみません!コメント欄を全然読んでいませんでした(汗)リクエストに答えてくれて、しかも1つの小説として取り上げてくれて、ありがとうございます!とても嬉しいです。これから全部読んできます! (2018年8月6日 17時) (レス) id: 405087afcc (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» 勝手で申し訳ないのですが、このままお返事がなければ一つの小説として公開させていただきたいと思います。 なにか意見等ありましたら、6日の12:00までにお願いしたいです。その時間になったら公開させていただきます。すみません。 (2018年8月5日 19時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - やのさん» 申し訳ないです。ありがとうございます。 (2018年8月4日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - Loi -ロイ-さん» 大丈夫です!ずっと待ってますね!(*- -)(*_ _)ペコリ (2018年8月3日 14時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loi -ロイ- | 作成日時:2018年5月21日 18時