【そらる】だったら、覚悟しとけ。 〜リクエスト短編集〜

＊酔っ払い１(桜華さんリクエスト) ページ41

そらるside



今日はライブのリハがあって、朝から 結構遅い時間まで体を動かしていた。


Aには【夕飯はいらない。今日は遅くなる。】と伝えてから出てきたため まふまふやバンドメンバーとちょっと食べてから帰ることに。



「そらるさん、今日は遅くていいんですね？」



3杯目の烏龍茶を注文するとき、珍しく呑みについてきたまふまふがそう言った。


『今日は言ってあるからいいの』



「Aちゃん絶対寝ずに待ってますよ」



少しニヤニヤしながらそういうまふまふに疑問を抱く。



『まだ寝るような時間じゃないだろ』



「え？ そうなんですか？ もう23:00回りますけど、



『は、？』



焦ってスマホの画面を見ると、22:58 。



『うっそだろ、』




「家に着くの23:30は過ぎますよね」




うわー、Aちゃん可哀想




なんて声は聞こえるけど聞こえないふりで急いで店を出た。




もちろん金は置いて。






.







.







ガチャ





『ただいまっ、 ごめん 遅くなった 』




リビングの扉を開くとそこにはパジャマ姿で髪もろくに乾いていない、テーブルに突っ伏している状態のAの姿




と、強めのお酒が あった。






.







『え、寝てる、、？』





「んーー」





Aは 寝言なのか、意識があって発しているのかわからないような唸り声をあげた。




ゆっくりと歩いてAに近づく。





.

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