【そらる】だったら、覚悟しとけ。 〜リクエスト短編集〜

＊放送中２ ページ39

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『ご、ごめん！！』



「俺に謝るのはいいから、一回落ち着け。」



わたわたと、両の手を激しく振りながら謝る私を見てそらるはそう言った。



ミュートの状態で会話しているにも関わらず、その間にもコメントはすごい流れで、、



『り、リスナーさんになんて言えば…！』



「……うん。そこなんだよな」



もういっそのことバラす？



正常な判断ができていないのかなんなのか分からないけれどそらるはそんなことを言い、ミュートを解除した。




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「えーっと、 今みんなは俺の放送中に聞こえてきた声に驚いてると思うんだけど、

んー、 単刀直入に言うと あの声は俺の彼女。


炎上覚悟っていうか、このまま隠してるのも難しいだろうから言っちゃうけど、同居してる。

同居って言ったらまぁ察すると思うけど、俺はその先も考えてる。


……一旦ゲーム画面閉じるね。」




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そらるは真面目にリスナーさんに説明をしてくれている。



きっとTwitterは大荒れで、次のライブどころか明日からの活動さえどうなってしまうか分からないのに、それにも関わらずしっかり話をしてくれている。



それに、同居のその先も考えているって……。




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こんな形でそらるの気持ちを再確認させられるなんて……。




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今は何することも出来なくて、そんなことを考えていた。


その間もそらるは誠心誠意対応している。


少し気になり、Twitterで そらる と検索をかけてみる。




『……。』





そこには賛否両論、様々な意見があった。




ーそらるさんに彼女がいたなんてショック。。しかも結婚もするつもりっぽいし……


なんていう意見や、


ーそらるさんやっと結婚相手見つかったんだ！おめでとう！！ 早く子供が見たい〜！


というお祝いの言葉


ーそらるさんの彼女？ は？ ﾀﾋねばいいのに


なんていう言葉も。




他にも保護者のような言葉や、この先の活動を心配する言葉などがあった。





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「じゃあ、今そこにいるから。



おい、ちょっとこっち来て。」





『……え？』





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