*誘拐 (青山 ナギさんリクエスト) ページ13
12/23 世間はクリスマス1色で、そこらじゅうにイルミネーション。
少し足を伸ばせば大きなツリーが飾られていて、街は物理的にも明るさに満ちていた。
そんな冬の真っ只中、マフラーも手袋もニット帽も着けず、急いで家に向かう者が_____。
『はぁ〜、寒い寒い!』
賑やかな街中から少し外れた路地に足を踏み入れると、心做しか少し気温が下がったように感じられた。
家まであと5分。
スマホを確認してこのあとの予定を考える。
かじかんだ手ではうまくスマホを掴んでいることは出来なくって、路地にカシャンッという音が響いた。
それを拾おうと、少し屈んだ瞬間後ろから手が伸びた。
スマホではなく、それを取ろうとする手に。
細い手首を掴まれ、何事かと思い顔を上げるとそこにはフードを深くかぶったいかにも怪しそうな男。
その人物は息が荒くなっていて、口元からは絶え間なく白い空気が上がっていた。
体格がよく、抵抗なんかろくにできないまま担ぎ上げられた。
少し暴れて、叫び声も上げられたが、人気の少ないこんなところでは誰も助けになど来なかった。
歩いて3分ほどのところに小さな物置があり、押し込められる。
仲間がいるようで、後ろからついてきているのが分かった。
3人入るだけでいっぱいになってしまうほどのこんなところでいったい何をされてしまうのか。
命は助かるのか。
明日の朝を今日と同じように過ごすことが出来るのか。
恐怖心でいっぱいになってしまい、声が出ず、縛られてるわけでもないのに抵抗ができない。
好都合だと言わんばかりに男は舌舐めずりをし、仲間と一緒に身体に手を伸ばす。
服を全て脱がされ、これから何をされるのか分かった瞬間、命はまだ大丈夫だという安心感を得た。
そして、覚悟を決めた。
下着もすべて脱がされ、二人の男の口が胸元に寄せられ、蕾が口に含まれそうになった瞬間、、、。
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「 A…。
なに、されてんの?」
ガンッという音と、ほかの仲間のうめき声、そして大好きな人の声が聞こえてきた。
『そっ…そらっ、、』
怖くて、怖くて、、でも安心して…
気づけば警察の方も来ていて、Aの身体はそらるに包まれていた。
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Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» そうだったんですね、こちらこそ勝手に事を進めてしまって申し訳ないです。 ありがとうございます^^* (2018年8月6日 18時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
涙色(プロフ) - Loiさんすみません!コメント欄を全然読んでいませんでした(汗)リクエストに答えてくれて、しかも1つの小説として取り上げてくれて、ありがとうございます!とても嬉しいです。これから全部読んできます! (2018年8月6日 17時) (レス) id: 405087afcc (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» 勝手で申し訳ないのですが、このままお返事がなければ一つの小説として公開させていただきたいと思います。 なにか意見等ありましたら、6日の12:00までにお願いしたいです。その時間になったら公開させていただきます。すみません。 (2018年8月5日 19時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - やのさん» 申し訳ないです。ありがとうございます。 (2018年8月4日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - Loi -ロイ-さん» 大丈夫です!ずっと待ってますね!(*- -)(*_ _)ペコリ (2018年8月3日 14時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loi -ロイ- | 作成日時:2018年5月21日 18時