幼女と親分でいくツイステッドワンダーランド (ページ9)

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作戦タッグアタックページ9

ｴｰｽ「はぁぁ..もう、俺はもうあきらめた。あんなやつと戦って死ぬぐらいなら、退学したほうが増し」

ﾃﾞｭｰｽ「退学するぐらいなら、死んだほうが増しだ！腰抜けはガタガタ震えて引っ込んでろ！」

ｴｰｽ「誰が腰抜けだって？あ？」

A『...めっ！！』

ｴｰｽ「はぁ！？」

ﾃﾞｭｰｽ「！！」

A『..皆で協力すればいい』

ｴｰｽ「うっわ、さむっ。コイツと協力なんて、ごめんだね！」

ﾃﾞｭｰｽ「そんなのこっちから願い下げだ！」

ｸﾞﾘﾑ「...でも、入学初日から退学なんてだせーんだな。」

ｴｰｽ&ﾃﾞｭｰｽ「「！！！」」

確かに、入学してすぐに退学は恥ずかしいし、ダサい。エースとデュースはお互いに頭が冷えたようで、考えを改めた。

ﾃﾞｭｰｽ「悪い、大きな声を出したりして。」

ｴｰｽ「しかも、五才児に見苦しいところを見せるなんて...ほんとダサいわ」

ｸﾞﾘﾑ「でもー、あの怪物を何とかしないと、魔法石が採れないんだぞ...」

ｴｰｽ「...おチビちゃんに、何か考えがあるんじゃねーの？」

エースがデュースに抱っこされているAを見て言う。エースの考えがただしければ、このナイトレイヴンカレッジに来たということは、ただの子供ではないこと。五才児の癖にかなり落ち着いているから、何か考えがあるのではと。

A『...。』

デュースもAを見る。口元に小さな指を当てて「うーん...」と考えているポーズを取っている。しかも、真剣に考えていた。

A『こういうのは、どう？...』

【再びドワーフ鉱山にて】

怪物「ヴヴっ！」

ｸﾞﾘﾑ「やーい！怪物！！ここまでくるんだぞー！」

A『あ、あっかんべー..』

怪物「ドロボウ！..コレハ、オデノダァァ！！」

ｸﾞﾘﾑ「ふなっ！きたんだぞ！」

グリムとAは怪物が追いかけてくるようにわざと煽り、洞窟の外へとおびき寄せる。

A『はぁ、あ..はぁ..』

ｸﾞﾘﾑ「子分！捕まるんだぞ！！」

グリムはAを抱えて洞窟の外まで浮遊して行く。Aの足では、流石に無理があった。五才児の体力であの怪物の早さから逃れられるか危うくかった。

ｸﾞﾘﾑ「よし！外におびき寄せたんだぞ！！」

グリム達は洞窟の外に何とか出てきた。外ではエースとデュースが待っていた。

ｸﾞﾘﾑ「エース！」

ｴｰｽ「よし！こい、グリム！」

グリムはAをエースに投げた。Aはエースに見事にキャッチされた。グリムはすぐに後ろを向いて大きく息を吸う。