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キミノセイ ページ27
あれから私は総悟を避けてる
合わせる顔がないっていうか、会いたくないだけ
あれで意味を理解してくれたのかは分からないけど
総悟のことだから理解した上で帰ろうといったんだろうな
たしかに、これで良かったのかもね
こんな病気持ちの私じゃ総悟に迷惑かけちゃう
わかってた。分かってたはずなのに。
こんなに胸が痛い。
屯所の中を歩いていたら
総悟)おい、待て。
総悟に腕を引かれて立ち止まる
『なに?』
できるだけ平然を装う
総悟)お前、最近俺の事避けてんだろィ
『……別に。』
総悟)んで、そんな素っ気ねぇんだよ
その言葉に一気に頭に血が上った
あんなに、あんなに悩んで、悲しんで、考えてたのに
総悟はそんな簡単に私に聞くんだ。
頭に来た。ほんとに。
だって、それは
『総悟がそういう風にさせたんでしょ!?』
ほら、言いたくないことまで言っちゃうから。
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作者名:沖田優朱 | 作成日時:2018年9月9日 14時