検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:22,822 hit

第133話 ページ36

一体、今何が起こっているの?

整理をしよう

まず
1つ、私は酔いすぎて違う部屋で寝てしまっていた
2つ、三日月さんに惹かれていると言われた
3つ、三日月さんに突然キスをされた



『あ、あの...』

「...すまない」

『どうして、こんなこと...私、言いましたよね?ここは海外じゃないんです。軽々しくキスなんか__』

「これはスキンシップではない」

『え?』

「不思議だ。覚えていないというのに、このような感情を抱くのは初めてではない気がする。以前にも、似た感情を抱いたことがあるのかもしれん」

『...っ』

もしかしたら、私達は運命なのかもしれない
記憶を失っても
また、三日月さんはこんな私に好意を抱いてくれている
他の人を好きになることだってあるはず
こんなこと何回も起きるなんて奇跡だ

でも...


「Aよ、お主が好きだ」

『...っ!』

「俺ではダメか?」

『わ、私には宗近さんが居ます。それに、私は別の本丸の審神者です。こんなこと知られたら...』

「ならば、今だけで構わん。俺を受け入れてほしい」

『三日月さん...』

再び三日月さんにキスをされた
優しく触れるキスを何回も...

お酒のせいか抵抗する力も出なくて、私は受け入れてしまった

いや、本当にお酒のせいなの?
三日月さんを受け入れてしまうのは
まだ、どこかで忘れられないからかもしれない』

「はぁ...A...」

『三日月さん...』

互いに見つめ合っていた、その時__

「何してるんですか?」

「かすみ...」

『か、かすみさん...』

部屋に戻って来たかすみさんに見られてしまった

「私が居ない間に、女の人を部屋に招き入れて愛し合っていたんですか?」

『こ、これは違うんです!』

「Aさんは、別の本丸の審神者ですよ?信じられない...」

「自分の立場は分かっている。だが、俺はAが好きだ」

『...っ!』

「ですって、三日月さん?」

[....]

『宗近さん!?』

宗近さんが、かすみさんの隣に立っていた

もしかして、見られてた!?

「三日月さんも誘って、部屋でお酒を呑みながら話でもと思ったけど、それどころじゃなさそうですね」

宗近さんの顔が見れない

[そこを退け、三日月宗近]

三日月さんが、私から離れると
宗近さんは私を引き寄せた

「....」

[行くぞ]

宗近さんに手を引かれ、私達は部屋を後にした



「三日月さんのあんな顔、初めて見ました」

「あんな顔、とは?」

「私の前では見せない男の顔です」

「....」

第134話→←第132話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2021年1月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。