【鬼滅の刃】転生者は悪女に嵌められて2【完結済】

50「良かった良かった」 ページ4

「私の呼吸が独自の呼吸なのは知ってますよね?」









産「ああ、もちろん







今まで空の呼吸を使ったことがある者はA以外いなかったからね」









「私は独自の呼吸を作り出し、様々な技を作っていました」









「ある日、ふと思ったんです








攻撃する技だけではなく"怪我や病気を治療をすることが出来る技"も作れるのではないかと」









「その日から、ずっとその技を作っていました









そして、最終選別前に出来るようになったんです」









「でも、今までその呼吸を使ったことはほとんど無いです









鬼ではないかと思われるのが嫌でしたので」









「でも、お館様のご病気が悪化したと聞いたのでどうしても治したいと思ったんです









お館様には生きてて欲しいので」









産「…なるほど









Aにはいつも助けられるね」









「!!




では、治してもよろしいですか!?」








産「ああ




むしろ治してもらってもいいかな?」









「全然いいです!!



ありがとうございます!!」








産「こっちこそありがとう」









「では、お館様は寝たままでお願いします」









産「うん、分かった」









お館様が仰向けになる









私は刀を出し、横に傾ける









「空の呼吸 捌ノ型 春空」









お館様の周りを暖かい光が包む









光が消えると









お館様の痣が薄くなっていた








あ「これは…」







「成功です」









「今は痣が薄くなっているだけですが、だんだんと薄くなり痣が無くなるでしょう」







産「確かに…





体の調子がいいし、あまねとAの顔が見えるよ」









あ「…うっ…うっ…」









あまね様が泣き出してしまった









あ「良かった…良かったです…」









産「あまね、心配かけてごめんね」









あ「…いえ、大丈夫です……ｸﾞｽ…」









「痣が薄くなったとはいえ、完璧に治ったわけではないので、しばらくは休養してください」









産「ああ、分かった






本当にありがとうねA」









あ「ありがとうございます…A様」









「いえいえ、お館様が治るので良かったです









では、失礼しますね」









私は二人の邪魔をしないようすぐに屋敷を出た

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