『私の顔が好きなんですか？』

LIAR257 ページ21

「そらるさん、お疲れ様です」





「ん？まふまふなんか汗すごくない？」





タオル使う？とそらるが自分のタオルを差し出す




相方がまじで心配するほどまふまふの汗が凄かった





もう動いていないのに、額からの汗がつぅ、と首筋を伝う




それもイケメンだからか色気を増すだけだったが
、、





「あ、渡り廊下の奥にシャワー室あるから行ってきたら？」





「え？いいんですか」






「流石にそれで打ち上げは辛いでしょ」





予備で持ってきた着替えをまふまふに渡すと、早く行くように急かした





流石にその汗でくっつかれると自分にまで被害が及びかねない






「分かりましたよ、じゃあスタッフさんに言っといてくださいね」







「りょーかい」






そのまますたすたとシャワー室に走っていってしまった






.





.





.





「あ、そらるさんお疲れ様です」





アンダーバーの追っかけをしていた栗原がぺこりとお辞儀をする




前と随分違う雰囲気にそらるの目が丸く開く





「雰囲気変わったね」





「そうですか？」





「うんうん、今の方が俺は好きだよ」





「口説いてます？」





「んなわけあるか、あ、Aは？」





「シャワー室行きました」





「え？」





「は？」





「まふまふもさっきシャワー室行ったんだけど……」






「「え？」」

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