碧 〜カラ松sied〜 ページ9
カラ松seid
俺は松野家に生まれし次男
松野カラ松だぜ。
実は、今回俺たちが通う赤塚高校にヤバイ連中が転校してくるという噂をトド松が手に入れた。
日取りが定かでないため、俺達は転校してきた連中をかたっぱしから潰しにかかった。
佐藤神無もその一人だった。
俺は、彼女からそんな感じはしないと思っていたのだが、とても気の弱い優しい子だったせいでいじめにあってしまったらしい。
(まぁ、止めなかった俺達も同罪か…)
俺達は今回転校してきた女子生徒二人を見るべく、授業に参加しようと考えていた。
おそ松兄さんから、俺のクラスにどちらかが入ったら、接触しろと言われていたが、あの様子では会話もなにもない。
(まさか、扉を蹴り飛ばすとはな…。)
女であそこまで力が強いのは初めて見た。
それに、
(あいつとは、少し似た匂いがした…)
まぁ、勘だが……俺と強さは同じ位か
次に俺は、一組の前で立ち往生していた赤い髪止めの転校生に声をかけた。
顔をあわせて思ったこと……
»コイツはヤバイ«
“兄貴とおなじ匂い”がしたのだ。
俺は、兄貴の決めた段取り通りにその転校生を呼び出した。
それから、転校生について話し合うべく今は屋上に向かっている。
無論、今は昼休みで兄弟全員がそこにいるはずだ。
扉を開けると、そこにいつもの面子が約一名を除いて揃っていた。
ト「もう、遅いよ!カラ松兄さん。」
『すまない、ブラザー達遅れた。』
十「カラ松兄さん、ケンカっすかっ?」
十四松が、ピョンと跳ねて俺に問いかける。
『いや、用事があった。……おそ松はまだか…。』
チ「あいつは何時もの事だし、大丈夫だよ。早く昼飯食おう。」
と、チョロ松が言ったその時、
お「わっり〜!遅れたぁ〜♪」
能天気な声と共に俺たちの長男が来た。
ト「もう、おっそいよ。おそ松兄さん!兄さん以外皆来てるよ!」
お「悪かったって、ていうかお前ら早くね?」
チ「いや、テメェが遅ぇだけだよ、おそ松。」
おそ松はチョロ松の横に腰掛け、だからごめんって、
と、謝っていた。
さあ、顔ぶれは揃った。
『話し合いを始めてくれ。兄貴。』
俺の言葉でおそ松はニヤリと笑った。
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レタス - 凄く面白いです!更新頑張ってね! (2019年2月10日 17時) (レス) id: b41164cd5e (このIDを非表示/違反報告)
白虎P(プロフ) - クロネコさん» 見てくれてありがとうございます!! これからも頑張って書いていくので、応援よろしくお願いします! (2018年3月1日 19時) (レス) id: 4bf5d79354 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 凄い面白いです!これからも更新頑張って下さい!応援してます!(≧▽≦) (2018年3月1日 19時) (レス) id: 3c9e6f42df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白虎P | 作成日時:2018年2月12日 17時