【文豪ストレイドッグス】敦の姉はポートマフィアの一員で……

２５話 ページ27

早々に中也に呼ばれてる事をすっぽかした貴女side


はい、馬鹿


私馬鹿〜


集まって来てくれた構成員達、そして首領(ボス)との会話で大幅に時間を取ってしまったちゃんちゃん


あーもー、絶対キレてるよ


取り敢えず医務室に戻り、荷物を置いて全力疾走で中也の執務室へ向かう


ｶﾞﾁｬ


『遅れて大変申し訳ありませんでした!!』


中「遅せぇわ行くぞ」


『ほーい』


----------------------------------
barにて………


こんばんは、Aです。


只今ポトマ傘下のbarに来ております


正直云ってもう帰りたい


今日の失態は私のせいでは無いと思うけど一様心配させた訳だから


ちびちび飲んでる私ですが


隣の中也さんですよ


ベロンベロンに酔っていらっしゃいます


そしてずっと「ﾁｯ……あのクソ放浪者(バカボンド)……何時(いつ)か絶対死なす………ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」


と


愚痴りまくっております


barの店主はニコニコしながら此方見てるし


え何？


『おーい、中也ー？大丈夫ー？』


中「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ………」


『あ駄目だわ聞いてない』


相当ストレス溜まってたんだなぁ


『………はぁ』


今日位は聞いてやるか


今日部下になった訳だし


首領命令で


ﾁｯ


10分後………


はいもう無理


もういい


ちょっと聞いてやろうかなって思ってたけど


こいつ喧(やかま)しい


酒飲んでる相手に真っ当に付き合ったら駄目だ


手のひら返し半端無いけど許してちょ


『マスター、お水』


もうこれ以上飲ませてはいけない


『中也、鍵何処？』


中「あ〜？」


『鍵』


中「ん〜？」


『鍵つってんだろ』


中「鍵〜？此処」


中也は自分のズボンのポケットを指さす


しかも私が座っている方じゃなくて、反対の方


『………………。自分で取りなよ』


中「ん〜？」


『ほんっとにコイツ………


はーいじっとしててね〜』


私は中也の首を掴んで手をポケットの方へ


中「A〜」


中也は私の背中に倒れ込んだ


『おい』


面倒くさい上司だこと

２６話→←２４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す