クル先のマブは美術教諭【twst】 (ページ27)

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故郷トリビア！ページ27

〈体育館〉

｢え〜、M･I のサリーってあの青とピンクの髪のデカいおじさんでしょ？じゃあ雑誌とかで隣にいつもくっついてるコケみたいなちっこい目のでかいベビーフェイスがそのマネージャーってやつで幼なじみなの？今の電話はそのマイケルってヤツ？｣

フロイドがやけに威圧的にそう言った。

｢そうだよ、今度試合見に来いってうるさいンだ。｣

｢え〜！いいな！！世界大会？行きなよ！サインもらってきて！｣

｢俺も！｣

バスケ部員が口々に喋る。行かねぇっつってたろうがよ。さっき！！

｢怪物の国出身の人って髪色派手だよね、みんなそうなの？｣

赤毛のエースがランドルフの髪を眺めながら言った。

｢あぁ、赤も青も黄色も紫も居るな、黒もいたけど、逆にカッコイイ感じだったな。めっちゃ羨ましい黒髪。みんな生まれつきなんだ。地毛。モンスターたちが暮らしてた土地だからかなんなのかは知らんけど。｣

人魚のように、怪獣と人のハーフがいて、それらの末裔達が暮らす国なのかもしれないし、怪物の呪いかもしれない。

｢けどさ、髭とかすね毛とかまでカラフルなのはさすがにキモいつってみんな頑張って脱毛してたよ。オレはびっくりするほど毛が生えない体質でなんもしなくてもツヤツヤだけどな｣

｢あぁ、トカゲっぽいもんね先生。｣

｢ねぇランドルフ先生！！ちゃんと顧問やってくださいよ！！｣

｢あ、やべ、どう！出来た？｣

｢……こんな感じ。｣

｢うん、いいじゃん。ここもうちょい曲がってない？それなおしたら色塗りな！｣

そう言ってバタバタとランドルフは他の生徒の所へ向かった。