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「二階堂くん!でも彼のバックからはロープが発見されて______」
『田辺さんの首よく見て下さい』



幸畑さんが犯人で間違いないと訴える目暮警部。
Aは被害者の首元を指さした。



「幸畑さんが持っていたロープって細いけど痣と太さが違うよね?」
「確かに...ロープの中だと細い方だけど......」
「じゃあ何で祐子は殺されたの!?」



洋子さんが必死な顔でいう。
もう悪足掻きは出来なくなる。
この証拠があればね。



『よく聴いて下さいね』



Aはそう言うとピアノ椅子へと座り、鍵盤へ指を添えた。
そして伴奏を始めたのだ。



「Aさんピアノ弾けるんだ!」
「す、すげぇな......」



その姿に蘭と小五郎も驚く。
目暮警部たちも聴き入るものの、何が犯人の手がかりになるのか分からないままだった。


そしてコナンは凄い刑事が出てきたな、と感心していた。


______ピンピンピン......



どこかの鍵盤を鳴らす事に不協和音になるピアノ。


『この音変じゃないですか?』
「言われてみれば...」
『そして絶対音感の持ち主でありながら今日の伴奏を素敵だったと評した______七海洋子さん』

「「!!!!」」



『あなたが犯人ですよね?』

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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2021年11月26日 22時

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