私達への牽制 ページ37
一気に空気が凍る。
式神。つまり他の呪術師が私達の動きを察知し、阻止しようとしているという事。
「意外と勘付くの早いね。誰かに密告でもされたのかな?」
そう言いながら五条君は考え込むそぶりを見せる。
「でもこんな式神持ってる奴、上層部に居たかなぁ?」
自身の腕の中で藻掻く呪霊をまじまじと観察する。
よくそんな奴と目ェ合わせられるな(白目)
「取り敢えず、此奴に呪力流したら主人の場所教えてくれるっしょ」
そう言って彼が呪霊に手を当てた瞬間だった。
「ギジャーーーー!」
グシャッ、と言う破裂音と共に呪霊が四散した。
「…へ?え?どう言う事?」
「うーん。僕の呪力に呪霊が耐えられなかったか、此奴の主人が意図的に此奴を四散させたかの何方かだけど…」
「明らかに後者ですね」
そう言いながら七海君は眼鏡に着いた血を拭き取っていた。
「コレは我々の今後の行動に対する牽制でしょう。上層部が呪詛師かは計りかねますが」
「まぁ、相手が僕達を本気で止めに来たのは事実みたい。一応此奴ら1級ぐらいの呪力あるし」
五条君は笑みを崩さずそう言い切る。
1級レベルの式神が私達を牽制しに来た。それだけが3人の間での共通意識だった。
だが私は2人に1つ言っていない事があった。
平静を取り戻した私は、あの式神に心当たりが1つあった。
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
数学(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!!すぐに直させて頂きますm(*_ _)m (2021年3月1日 8時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 26ペン 七海健人 ではなく 七海建人 です。 (2021年3月1日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» 全然大丈夫ですよ〜!!また読めない漢字等ありましたら何時でも質問して下さいね!! (2021年2月28日 16時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - ありがとうございます。ちゃんと妖怪として存在したんですね。てっきりオリジナルかと思ってました。ググればよかったですね(^^; (2021年2月28日 14時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» わわ!!読んで頂きありがとうございます!!コレは百々目鬼(どどめき)と読みます!!目がめっちゃついてる妖怪ですね!!ちゃんと読み仮名を付けていなくてすみません(汗) (2021年2月24日 22時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:数学 | 作成日時:2020年12月26日 22時