* ページ46
.
[A.北『彼女は僕たちよりも双子の扱いに馴れていてどちらが上なのかわからないほど落ち着いていますね』]
白「これのどこが落ち着いるんだ?」
『どう見たって双子より落ち着きありますよね私』
瀬「双子よりは、な」
[『(続き)まだ彼女が中学3年の時、何度か僕らの部活の手伝いをしに来てくれて。初対面なのに人懐っこかったり、活発なところは双子に似ていると思います』]
川「あーたしかに似てるかも」
五「すぐ先輩たちと打ち解けてたよな」
『まあ人見知りはしない方かな』
天「てかAちゃんて稲荷崎でマネの手伝いしてたんだ?」
『少しだけしてましたよー。
稲荷崎にマネいなくて、双子がお世話になってるお礼的な感じでしてましたよ。
て言っても私の部活ない日とか1ヶ月に2.3回程度ですけど』
たしかお母さんに頼まれて練習中に差し入れ持ってった時からだっけ
少しだけどお手伝いしますって言ったら
黒須監督や大見コーチも快く受け入れてくれたし。
まあ練習中は案の定双子ファンの視線が刺さりまくりだったけど…笑
[『いつも選手内で交代しながら仕事をしていたので彼女が来る日はみんな練習の方に集中して取り組めていましたね。
選手のことをしっかり見ていてテキパキ仕事をこなしていたのでとても助かりました。
中学でプレーヤーは引退すると僕には話していたので誘っておけばよかったです』]
北くんにだけ辞めること話してたなぁ、そういえば。
どこの学校行くかは教えてなかったけど。
『稲荷崎に転校しようかな…(ボソッ)』
北くんに褒められるとか嬉しすぎるから。
転校したら双子が居ようがバレー部のためなら全身全霊かける自信しかない。
白「転校なんてしたら一生恨むからな」
そう言って睨んできた賢二郎さん。
聞こえたのはわかったけど一生恨むは怖すぎません?
牛「む、Aは転校するのか。
さっき一生ついていくと言っていたのは嘘だったのか…?」
『へ!?
じょ、冗談ですよ!?
転校なんてしないんでそんな顔しないでください!!』
今までに見たことのない若利さんの表情見るの辛いからやめてぇ
牛「そうか、ならいい」
ホッと効果音が付くみたいに頬を緩めた若利さん。
あれ、若利さんってこんな表情豊かだったっけ?
663人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月24日 3時