《2》春雨第７師団は今日も、、、平和じゃないようです

４２話　〜神威〜 ページ5

威「まだ…助けることができるの？」



貴、昔「うん。でも早くしないとまずいと思うよ。私はAの共同体の様なものなんだけど、もう私の身体が透けて消え始めてる。だからあっちもそう長くは持たないと思う……」



確かに会った時よりも透明に近づいていっている。



事は一刻を争うようだ。



威「それで、どうしたらいいの？」



貴、昔「Aの脳内空間に行くの。そこには本物のAとあの感情のヤツがいる。そこで、Aを目覚めさせる必要がある。」



威「ねぇ、感情のヤツって誰？」



貴、昔「……Aの１つの強い感情が意思を持って行動し始めた。そいつが家族を殺し、神嬉を撃ったヤツだよ。」



威「でもそのAの脳内空間ってとこにどうやって行くの？」



貴、昔「Aに関するものがあるとこには飛べるよ。ここにはAに関する記憶が、あっちには本人が、って事。それじゃあ行こう。」



突然、身体がフワッとしたと思うと、もう着いていた。



さっきの場所とは真逆で、何処を見ても真っ暗な場所。



でも、不思議と視界がはっきりとしている。



Aはどこにいるんだ？



すると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた



？「団長…？何でこんなとこに……？」



威「え…？」

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